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初心者も沼にハマる! 京商が放つ「飾って遊べる」新作ミニカーの熱量あふれるディテールに迫る〈PR〉

初心者も沼にハマる! 京商が放つ「飾って遊べる」新作ミニカーの熱量あふれるディテールに迫る〈PR〉

投稿日:

TEXT: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)  PHOTO: AMW 米澤 徹(Yonezawa Toru)  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • 1/18トヨタ スープラの精密な作り込みに驚いていた
  • 京商ブースにはRC用のデモンストレーションステージが用意された
  • 京商 展示ブース:大迫力の背景パネルの前に並んだ1/18スケール劇中車が目を引く
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):鮮やかなオレンジのボディカラーが目を引くダイキャストモデル
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):ルーフを外して精巧に作られた室内空間を存分に楽しめる
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):劇中車を完璧に再現した流麗なスタイリングに魅了される
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):エアコンのダイヤルやステアリングロゴまでも忠実に再現
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):リアに積まれたNOSボトルの配管まで緻密に作り込まれた
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):NOSタンクからステンレスメッシュホースがつながっているのが確認できる
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):室内に追加されたメーター類の細密な表現はまさに芸術的だ
  • ブースに設けられた特設コースを1周し、思わず笑みがこぼれる霧島聖子さん
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):青いバケットシートがオレンジのボディに美しく映えている
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):エンジンルームのメッキパーツは3Dスキャンによる造形だ
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):ボンネットエアダクトもダミーではなくしっかりと穴が空けられている
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):ロールバーやオーディオも再現
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):足回りのブレーキキャリパーなど見えない部分も抜かりない
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):マニアの探究心を必ず満たす京商の本気が詰まった1台だ
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):大型リアウイングの金属ステーなど細部の質感が素晴らしい
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):実車の色合いを追求したこだわりのオレンジ塗装が美しい
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):ボディサイドに並ぶスポンサーロゴも見事な再現度を誇る
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):カリフォルニアのナンバープレートまで忠実に再現している
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):ルーフを外すことで精巧に作られた室内を存分に楽しめる
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):背面もしっかりと再現されている。マフラーの焼け具合に注目
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):ウインドウの開閉状態をパーツの差し替えで変更できる仕様
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):ウインドウの開閉状態をパーツの差し替えで変更できる仕様
  • トヨタ スープラ(1/18スケール):京商としては初の取り返え式ウインドウを採用
  • ダッジ チャージャー ワイルド・スピード:1/18スケールで劇中車の姿を完全に再現したモデル
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):エンジンルームまで作り込まれた狂気的なディテールだ
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):ボンネットから突き出すスーパーチャージャーが大迫力
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):エンジンルームまで作り込まれた狂気的なディテール
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):メッキホイールがアメリカンマッスルの足元を彩っている
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):実車の写真と見比べても遜色のない完璧なプロポーション
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):カリフォルニアのナンバープレートも忠実に再現している
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):トランク内の燃料タンクや配管まで見事に作り込まれた
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):テールランプのカバーも備わる
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):スパルタンな鉄板むき出しの室内もリアルに再現される
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):鉄板むき出しのドアパネルもしっかりと再現されている
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):ウインドウ越しに見えるロールケージが凄みを演出する。天井には室内灯も
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):インパネに並んだ8連メーターが壮観。快適装備を排除したレーシーな空間になっている
  • ッジ チャージャー(1/18スケール):複雑な配線が這うエンジンルームはまさに芸術的である
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):リトラクタブルヘッドライトがボンネット内に格納されている
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):シャシー裏の構造まで手を抜かない徹底した作り込みだ
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):リアバンパーのステッカーは左右非対称になっている
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):前後のタイヤで異なるトレッドパターンまでも再現した
  • ダッジ チャージャー(1/18スケール):マフラーの取り回しなど見えない部分もリアルに再現
  • 京商 展示ブース:1/43スケールのオリジナルモデルから魅力的な製品が展示されていた
  • バハマブルーのミニッツビートルを前に笑顔。女性にも大人気のモデルであることは間違いなさそうだ
  • スバル レガシィ アウトバック(1/43スケール):フィギュアを添えた情景展示が車をより美しく魅せる
  • スバル レガシィ ツーリングワゴン(1/43スケール):新旧モデルを並べたジオラマ展示で世界観を飾る
  • トヨタ クラウン スポーツ(1/43スケール):ダイキャストモデル。ブラックのボディが精悍だ
  • トヨタ クラウン スポーツ(1/43スケール):身近な最新SUVもいち早く立体化。イエローが目を引く
  • レクサス RZ F SPORT(1/43スケール):未発売の最新モデルもいち早くミニカーで手に入る
  • レクサス LC500(1/43スケール):マットグレーのボディカラーが美しいダイキャストモデル
  • レクサス LC500 コンバーチブル(1/43スケール):洗練されたスタイリングを小スケールで完全再現
  • 日産 シルビア S15(1/18スケール):Khyzyl Saleemデザイン。イエローが美しい
  • トヨタ スプリンタートレノ AE86(1/18スケール):世界的デザイナーが手掛けた過激なカスタムを再現
  • 日産 スカイライン GT-R(1/18スケール):Khyzyl Saleemが手掛けたマットグレーの車体が美しい
  • UD クオン ONEコンテナ(1/43スケール):鮮やかなピンクが目を引くダイキャストトレーラー
  • UD クオン ONEコンテナ(1/43スケール):内部に1/64ミニカーを収納できる遊び心ある仕様だ
  • UD クオン OOCLコンテナ(1/43スケール):実在する世界的・大手海運会社のコンテナを完全再現
  • ランボルギーニ カウンタックLP500S(1/12スケール):各部の開閉機構により美しいインテリアを存分に堪能
  • ランボルギーニ カウンタックLP500S(1/12スケール):リアカウルを開けば精密なV12エンジンが現れる
  • ランボルギーニ ミウラ P400(1/12スケール):大型モデルならではの圧倒的な存在感と美しい造形だ
  • ランボルギーニ(1/12スケール):ビッグスケールの展示は京商ブースの中でも圧倒的な迫力だ。
  • ランボルギーニ カウンタックLP500S(1/12スケール):シザードアを開けた迫力あるダイキャストモデルの姿だ
  • ランボルギーニ カウンタック(1/18スケール):映画キャノンボール仕様のモデルを完全再現した
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):レジンモデルで劇中車の凄みを完全に再現している
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):ボンネットから大きく突き出すスーパーチャージャー
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):V8エンジンとスーパーチャージャーの組み合わせが強烈
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):クレーガー製のアルミホイール。美しいメッキの仕上がり
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):特徴的なフロントグリルやヘッドライトもリアルに再現
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):ドラッグレース用リアタイヤがマッスルカーの力を表現
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):特別に3Dスキャンをする前の画像を見せていただいた
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):メッキ部分は3Dスキャンができないためマスキングテープを貼っている
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):漆黒のボディが美しく輝く大型の精密なレジンモデル
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):流麗なボディラインとマッスルカーの力強さを見事に表現
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):インパネに並んだ8連メーターが壮観でレーシーな印象
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):室内全域に張り巡らされたロールケージが凄みを演出
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):バケットシートを備えたスパルタンなインテリアを再現
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):マフラーはフロア下で排出されるスペシャル仕様を再現
  • ダッジ チャージャー(1/12スケール):フロントのメッキバンパーが迫力ある顔つきを作り出す
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):レジンモデルで劇中車の凄みを完全再現した大迫力の1台
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):迫力あるボメックス製バンパーを見事に立体化している
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):レーシングハートのホイールも忠実に再現した仕上がり
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):オレンジパールのボディにメッキリムがベストマッチだ
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):APR社製の大型GTウイングが装着された大迫力の姿
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):サイドのグラフィックはトロイ・リーが手掛けたデザイン
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):ブルーがあしらわれスポーティに仕立てられた室内空間
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):リアビューをレーシーに仕立てる大型のウイングに注目
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):トラスト製マフラーが大口径でレーシーな印象を与える
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):カリフォルニアのライセンスプレートも忠実に再現する
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):追加メーターやスパルコ製ステアリングも精緻な仕上がり
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):イエローのパイプはロールバー。徹底した作り込みが光る
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):ラゲッジルームの奥にはNOSタンクを2基装備している
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):リアシートを外してツインウーファーを搭載するカスタム
  • トヨタ スープラ(1/12スケール):ビッグスケールならではの圧倒的な存在感が魅力である
  • スタッフのアドバイスを受けながら岩山コースでラジコンを走らせる
  • トヨタ ランドクルーザー60(1/10スケール):アウトドア気分を盛り上げるルーフラックも装備する
  • トヨタ ランドクルーザー60(1/10スケール):細部まで作り込まれたボディはミニカーさながら
  • トヨタ ランドクルーザー60(1/10スケール):クリップレス仕様。ボディにピン穴がない特徴だ
  • トヨタ ランドクルーザー60(1/10スケール):実車のようなサスペンションの動きで、岩場も軽快に走破する
  • トヨタ ランドクルーザー60(1/10スケール):スチールをプレス成型したメインフレームだ
  • トヨタ ランドクルーザー60(1/10スケール):車高調整が容易なアジャスター付きダンパーだ
  • トヨタ ランドクルーザー60のクローラーを操縦し見事岩場の難所をクリアして笑顔
  • ファーストミニッツには映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンとアメリカの特撮テレビドラマの『ナイトライダー』からナイト2000が登場
  •  日産 スカイライン GT-R(1/18スケール):オーテックチューンバイニスモ。レジン製の精密モデル
  • ホンダ シビック FL5(1/18スケール):スプーン仕様を再現した京商サムライシリーズのモデル
  • BMW M3 コンバータブル(1/18スケール):精密モデル。フィギュアを添えて美しい情景を演出
  • UD クオン ONEコンテナ(1/43スケール):ピンクのボディが目を引くダイキャストモデルだ
  • フェラーリ F40(1/18スケール):フロントのトランクには専用バッグが収まるなど心憎い
  • ブラーゴ製ミニカー(1/43スケール等):F1マシンから市販車まで手頃なスケールと価格で揃う
  • グリーンライト製ミニカー:1/64スケールなど小スケールを中心にアメリカンな香りが漂う
  • グリーンライト製ミニカー:国産スポーツカーもラインアップする。今後の展開に期待したい
  • グリーンライト製ミニカー:ショーケースには集めたくなるお洒落な小スケールが並ぶ
  • ミニチャンプス製(1/43スケール等):アウディやポルシェなど欧州車の精巧なモデルが並ぶ
  • ランチア ストラトス HF(1/18スケール):整備中のフィギュアがラリーの熱気を蘇らせる
  • ミニチャンプス製(1/43スケール等):実車の美しいプロポーションを小スケールで完全再現
  • ポンティアック トランザム(1/18スケール):ボンネットの火の鳥マークが圧倒的な存在感だ
  • ポンティアック トランザム(1/18スケール):ブラックボディにゴールドのアクセントが映える
  • オットもビービルからは1/18スケールのカストロール仕様スープラなど往年の名レーシングカーも
  • ソリドは国産旧車から最新スポーツモデルまで展示していた。価格が抑えられているのが嬉しい
  • 手のひらサイズのビートルを観察。飾っても映える高い品質に驚いていた
  •  VW ビートル 1966(ミニッツ):新規金型モデル。ルビーレッドのボディが美しい
  • VW ビートル 1966(ミニッツ):丸みを帯びた愛らしいフォルムをラジコンで完全再現
  • VW ビートル 1966(ミニッツ):2色が並ぶ展示。クラシックな魅力が凝縮されたRCだ
  • VW ビートル 1966(ミニッツ):淡いバハマブルーのボディ。ホワイトリボンタイヤも
  • VW ビートル 1966(ミニッツ):特徴的なテールランプやメッキバンパーの造形も精緻
  • 「本格的なラジコンには見えないほど精巧な作りにすっかり感心している」と霧島さん
  • VW ビートル 1966(ミニッツ):手軽に本格的なRCライフを始められる注目のモデルだ
  • 左からソリド、オットモービル、GTスピリット製の1/18スケールなどが展示される
  • インポートミニカー展示:海外ブランドの個性豊かな小スケールモデルたちがブースを彩る
  • フェラーリ F40(1/18スケール):各部カウルが開閉し内部構造を楽しめる大型モデルだ。今回は専用バッグが付属
  • UD クオン ONEコンテナ(1/43):後部の扉が開きミニカーを収納して遊べる仕様だ
  • フェラーリ F40(1/18スケール):爽やかなライトブルー(実際に存在するカラーリング)のボディが新鮮だった
  • コーギー製ミニカー:コカ・コーラ仕様のトラックなど遊び心あふれるお洒落なモデル
  • ブラーゴ製ミニカー(1/43等):人気のレッドブル・ホンダなどF1モデルも手軽に揃う
  • 「このトラックは懐かしいですね。2025年のSUPER GT 第3戦のセパンでよく見かけたので、思い出の1台です」
  • 精巧な1/18スケール劇中車を両手に笑顔。巨大パネルも相まって迫力がある

マニアの探究心を満たしつつ映画好きも魅了する京商の熱血ホビー魂! 

毎年5月に開催されている国内最大級の模型展示会「静岡ホビーショー」が、2026年もツインメッセ静岡で盛大に開催されました。なかでもクルマ好きの心を鷲掴みにする新作モデルを多数展示し、圧倒的な存在感を放っていたのが日本を代表するホビーメーカーの京商です。メーカー側のこだわりが詰まったミニチュアモデルへの作り込みでマニアを唸らせつつ、初心者にも新しい楽しみ方を提案するブースの熱気をお届けします。

ワイスピの世界観を完全再現した狂気のディテール

2025年に東京ビッグサイトで開催された「第63回全日本模型ホビーショー」において、京商から初公開のサプライズ製品として発表されたのが、映画『ワイルド・スピード(原題:FAST & FURIOUS)』シリーズのモデルだ。会場に衝撃を与えた第1弾として、ブライアンが劇中で駆る日産「スカイラインGT-R」(R34型)と、製作途中の1/18スケール(全長約25cmの迫力ある大型サイズ)版となるトヨタ「スープラ」(80型)、そしてダッジ「チャージャー」の3台が展示されていた。

今回の静岡ホビーショーでは、すでに発表済みの1/12スケール版である日産 スカイラインGT-R、ダッジ チャージャー、トヨタ スープラに続き、1/18スケールでこの3台が揃う日本初公開の場となった。ダイキャスト(金属を金型に流し込んで作る製法)モデルとは思えぬ圧倒的なクオリティには、ただただ驚かされるばかりだ。

とくに1/12スケールのダッジ チャージャーの精巧な作り込みは凄まじい。レジン(精密な造形が可能な合成樹脂)製モデルはドアなどが開閉しないため雰囲気重視の再現になりがちだが、このモデルの造形は群を抜いている。天井のルームランプや外からは見えにくい内装のディテールに至るまで、実車を徹底的に取材して再現しているのだ。

実車が持つスパルタンな鉄板むき出しの雰囲気や細かい溶接跡のような質感までそのままモデルに落とし込まれており、シフトパターンが描かれた水転写デカール(プラモデルなどで使われる水で濡らして貼るシール)など、細密な表現が光っていた。

3Dスキャンと大量のテープが支える執念の造形

ダッジ チャージャーの象徴であるボンネットから突き出したスーパーチャージャーなど、メッキパーツが多いだけに、3Dスキャンにはかなりの苦労があったようだ。

じつは3Dスキャナーには、黒い色や反射する素材を正確に読み取れないという弱点がある。そのため、漆黒のボディにはスキャン対策としてベビーパウダーを全身に塗布するという地道な作業が行われた。さらに 京商の担当スタッフは、次のような裏話を明かしてくれた。

「メッキパーツは反射してスキャニングできないため、マスキングテープ(塗装時の保護用テープ)を貼ってスキャンしました。これが思いのほか大変で……日本からたくさん持っていったマスキングテープがほぼなくなりました」

ボディへのパウダー塗布や大量のマスキングテープ消費など、実車の形状を正確にデータ化するためのデジタル技術とアナログな作業の融合は、まさに開発陣の涙ぐましい努力の賜物だ。

一方、オレンジ色が鮮やかなトヨタ スープラに関しては、劇中車がランボルギーニ「ディアブロ」のオレンジパールを参考にして塗装されていたという逸話に基づき、工場への塗装指示までこだわるという徹底ぶりだ。

実車を3台揃えて所有することは不可能に近いが、ミニカーであればそれが叶う。ボンネットやドアなど開閉可能モデルとして作られているため、ほかのモデルではなかなか見られないエンジンルームの煌びやかなメッキパーツなども、実車をスキャンしながら細かく再現されている。

驚くべきは、ウインドウパーツが2種類付属しており、「全開・半開・全閉」の3種類の状態を楽しめる新たなギミックの採用だ。ルーフも別パーツとして付属しており、ハードトップを閉じた時の美しい状態を完璧に再現できる。パーツを後付けして差し替えるギミックは、京商の製品のなかでも新しい試みである。

京商が放つ最新モデルのディテールは、過去の名作たちを遥かに凌駕する仕上がりだ。

ちなみに、今回のショーではブライアンが乗ったR34型スカイラインGT-Rのモデル化の情報はないが、京商というメーカーのこだわりを考慮すると、おそらくR34型も鋭意制作中と考えるのが妥当だろう。京商からの今後の発表を楽しみに待ちたい。

カスタムカーからラジコンまで広がる新ホビーの沼

京商の挑戦は、マニア向けの精密モデルだけにとどまらない。「ミニカーを知らない人」やエントリーユーザーに向けて、より身近で親しみやすいアプローチも始まっている。

そのひとつが、プラスチックケースメーカーであるララが展開するフィギュアとの融合だ。ブースでは、初代スバル「レガシィ」と最終型スバル「アウトバック」という新旧の2台を配置し、フィギュアと組み合わせたジオラマで展示されていた。京商のスタッフが砂利道をリメイクして作ったというこの情景は、ミニカー単体ではなく「世界観を飾る」という新しい楽しみ方を提示している。

また、自動車のカスタムシーンで世界的に注目されているブランド「kyza(カイザ)」のモデル化も話題だ。生みの親であるイギリス人デザイナーのキジル サリームは、SNSのフォロワー数が100万人に迫る世界的インフルエンサーである。彼が手がける斬新かつアグレッシブなデザインは日本の“シャコタン(車高短)”文化にもインスパイアされており、実車のボディキットは北米のSEMAショー(世界最大級の自動車パーツ見本市)や東京オートサロン(日本最大級のカスタムカーイベント)でも披露され大きな話題を呼んだ。そうしたレンダリング(コンピューターによる画像生成)発の最新カスタムまでミニカー化してしまうのが京商の最大の強みである。

会場で来訪者の目を引いていたのが、トレーラーヘッドとコンテナがセットになったパッケージだ。トラックメタリックのヘッドにOOCLのコンテナ、ホワイトのヘッドにONEのコンテナ(ともに実在する世界的な大手海運会社)という組み合わせで、コンテナのなかには1/64スケール(全長約7cmの手のひらサイズ)や1/43スケール(約10cm〜12cmほどのサイズ)のミニカーを収納できる遊び心あふれる仕様となっている。

いきなり高価な大型モデルを買うのはハードルが高いという人には、インポートブランドの手のひらサイズの1/64スケールもおすすめだ。車種も豊富にあり、安価なものからコレクション性の高いモデルまで幅広く取り揃えられている。

また、1/43スケールモデルにフィギュアを組み合わせたジオラマ展示もイチオシだ。お気に入りの雑貨と一緒に並べてみたり、スマートフォンのカメラを近づけてまるで実車のような「映える写真」を撮ってSNSにアップしたりと、クルマの専門知識がなくても自分のセンス次第で無限の楽しみ方ができる。

とくに京商のモデルは照明を当てるよりも、自然光の下で見た方が綺麗に見えるモデルが多く、肩肘張らずに日常の風景のなかでミニカーを楽しむことができる。そんなエントリー層に向けた懐の深さも、現在の京商の大きな魅力だ。

ラジコンカーもディスプレイしたくなるほどのハイクオリティ

ほかにも、手のひらサイズの本格ラジコンであるミニッツからは、新規金型を採用したフォルクスワーゲン「ビートル」が登場。「飾っても良し、走らせても良し」の1台で、カラーは2種類が用意されている。

1/10スケールのKC10シリーズには、トヨタ「ランドクルーザー60」が仲間入りを果たした。シャシーとボディをピンで留めないクリップレス仕様を採用しており、ミニカー同等の美しいボディクオリティが担保されながらも、実車さながらの本格的な四駆走行が可能となっている。

触れて遊べるミニカーの進化

最後に京商ブースのMCを務めていた霧島聖子さんも、京商の圧倒的なこだわりと新しいアプローチに深く感動した1人だ。間近で最新モデルに触れた印象を、次のように熱く語ってくれた。

「最近のミニカーは本当に細部へのこだわりが強くて、ボンネットを開けるとエンジンルームのなかまで精密に再現されていたり、内装もリアルに作られていたりすることに驚きました。ただ飾って眺めるだけでなく、開閉ギミックを通じて実際に手で触って遊べる点も素晴らしいですね」

京商は近年、YouTubeなどの動画配信にも力を入れている。本記事内にもその魅力を収めた動画を差し込んでいるので、ぜひチェックしてみてほしい。写真だけでは伝わりきらないドア開閉ギミックのスムースな動きや、光の当たり方で表情を変えるボディの美しい質感などを映像でじっくり鑑賞するのも、現代ならではの面白くて新しいミニカーの楽しみ方だ。

圧倒的なこだわりでマニアの所有欲を満たしつつ、コンテナやジオラマ、あるいは体験型のラジコンを通じて新しいファンを迎え入れる京商。今回展示された新作ミニカーの詳細や発売時期については、京商の公式ウェブサイトにて順次案内されるという。

映画のスクリーンや動画、雑誌などで憧れたあの名車たちが、手のひらサイズで自分の部屋にやってくる。京商が注ぎ込む底知れぬ情熱に触れれば、誰もが奥深いホビーの沼へと引き込まれていくはずだ。

■問い合わせ先
京商株式会社 お客様相談室
TEL:046-229-4115
※13:00~18:00(月曜~金曜日、祝祭日を除く)
公式URL:https://dc.kyosho.com/ja/
公式PROMOTION VIDEO:https://dc.kyosho.com/ja/video-catalog

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  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • 1991年生まれの秋田県出身。15歳のときに上京し勉学に勤しむも、高校生時代から東京都内をカメラ片手に自転車に乗って、神出鬼没、車屋巡りをする日々を送る。社会人になり、その時に出入りしていた趣味系自動車雑誌の元編集局長に呼ばれ、交通タイムス社に入社、現在に至る。イタリア車が趣味の中核ではあるものの、クルマに関連する本やミニカーを集めまくる根っからの収集癖おさまらず……。古書書籍、ミニカー、これらの山の中で生活を続けている編集者。
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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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