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1/64スケールのミニカーの人気が上昇中!今後は組み立て式が流行る?

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TEXT: 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)  PHOTO: 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)

  • Almostreal製のトヨタ センチュリー SUV
  • Motorherix製のチャージ マツダ 787B。このようにカウルを開閉できる。これてが1/64サイズで実現しているのだ
  • エスワンフォーブースに展示されていたBMWコレクション
  • WSI製ボルボA60H
  • BMWコレクション。3シリーズがコンプリートする
  • BMWコレクション。こんな感じのコレクションボックスに入れてあるとそそられる
  • Almostreal製のトヨタ センチュリー SUVの内装
  • フリースタイルのブースの大半を占めたWSIモデル
  • LEGRAND社製の1/8スケールのメルセデス・ベンツ 300SLRウーレンハウトクーペ
  • 1/8スケールのメルセデス・ベンツ300SLRのインパネとスピンナーパーツの袋。スピンナーは直径1cmはある
  • 組み立て前状態で置かれていたLEGRAND社製の1/8スケールのメルセデス・ベンツ300SLR
  • ラグジュアリーカーが得意と言うAlmostrealだけに、こうしたラインナップが充実していた
  • WSI製の建機やトラクター
  • 収蔵家というブランドのジオラマ。ここにクルマを置いて楽しめる。フィギュアも収蔵家製だ
  • サイズ感がわかりにくいが1/8サイズのポルシェ917

縮小気味に見えるミニカー市場だがじつは売上が伸びている!

静岡ホビーショーは北館と南館の2会場があり、出展社は総計96社にのぼる。北館にはタミヤをはじめとするプラスチックモデル系が中心に出展。一方の南館は京商をはじめとするミニカー系が中心となっている。今回はミニカーにスポットを当てて紹介していきます。

1/64スケールモデルが勢力を伸ばしている

ホビーショーはコロナ禍の2020年が完全中止。2021年は業者日のみが開催され、一般来場者も入れるようになった完全復活は2022年からだった。模型業界も試練のときを経て今に至るが、かつてはドローンが大流行したり、同じようにRCが主流になりかけた時期もあった。

今はだいぶ元の様子を取り戻し、今回はドローンを見かけることはなかった(あったのかもしれないが)。フィギュア、鉄道模型、そして自動車はプラモデルとミニカー、それにRCが展示の主流である。そんな中で今回はミニカーに焦点を当ててレポートをしたい。が、正直なところ、ここ数年はミニカーの展示が縮小傾向にあるように感じていた。

ところが、業界の盟主に話を聞くと、じつはそのようなことはなく、どのメーカー、インポーターも判で押したように売り上げは伸びていると話す。それでも今回からオートアートが出展を控えるなど、一抹の不安を残していることも事実である。

ひと口にミニカーと言っても、一般的にトミカのような1/64サイズ、そして長くミニカーと言えばこのサイズと言われた1/43。そして大型モデルは1/18、さらには1/12、そして超が付く1/8サイズまでかなりバリエーションは広い。これまではコレクターが集めていたのは、多くの場合1/43サイズだったように感じていたが、近年はいわゆるトミカサイズの1/64がだいぶ勢力を伸ばしてきたように感じる。1/43と1/64サイズの話は次回に譲るとして、今回はサイズをではなく、これはなかなか……と思えたモデルを中心にお話をしよう。

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