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先輩から譲ってもらった「サニトラ」に家族も大喜び!「休日は子供たちとドライブに奥さんと買い物を満喫してます」

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • 日産 サニートラック:購入後にグリルを交換している
  • 日産 サニートラック:このサニトラを買ってからは、「自分も嬉しかったけど、それ以上に大喜びしたのが子どもたちだった」と佐々木 響さんは話す
  • 日産 サニートラック:オーナーの佐々木 響さんは「荷台があるので、色々な物を積めてとても便利に使える」と話す
  • 日産 サニートラック:ホイールは旧車仲間から譲ってもらったハヤシ製テクノレーシング(F7J×14/R7.5J×14)を履かせている
  • 日産 サニートラック:購入前からサスペンションもローダウンサスに交換済み
  • 日産 サニートラック:ヘッドライトはイエローマーシャルに交換し、日産 ローレル用ウインカーも追加している
  • 日産 サニートラック:いすゞ「ベレットGT」のフェンダーミラーをセットする
  • 日産 サニートラック:マフラーは1本出し
  • 日産 サニートラック:ステアリングは定番のダットサンのコンペハンドルをセットしている
  • 日産 サニートラック:シートはダットサンのフルバケットシートに交換している
  • 1990年式の日産 2代目 GB122型サニートラックとオーナーの佐々木 響さんとご家族
  • 日産 サニートラック:フロントバンパーはダイハツ「ミラ ターボ」用を加工してさりげなくセットさせる

サニートラックのある生活を家族と満喫

数多くの旧車が存在するなかで、不動の人気を誇っているのが「サニトラ」の愛称で親しまれている日産「サニートラック」です。基本構造はサニークーペやセダンと大差なく、それをベースにピックアップトラックとして登場したサニートラックは、1971年の発売から1994年までの23年間、基本的な部分は変わらず生産されました。今回紹介するサニートラックのオーナーである佐々木 響さんは、家族と旧車ライフを満喫しています。

パーツが豊富なのでカスタム好きに人気

細部の改良を繰り返しながらも、長きにわたって日産「サニートラック」が愛され続けた理由は、昭和レトロを感じさせるルックスであろう。そして軽量ボディに、リアに吹き上がるA型エンジンの搭載、そしてFR駆動による俊敏な運動性能の両方が見事に嚙み合ったことで、走らせて面白いクルマとして知名度を高めた点もある。

また、2代目サニートラックはレースでも活躍したクルマなので、チューニングベース車としてもパーツが豊富なことも魅力的。さらに、シンプルな構造が「メカいじりの基本を知るにはもってこい」のクルマだったこともあり、カスタム好きからも愛されている。

先輩から譲ってもらった大切な1台

今回紹介するサニートラックのオーナーである佐々木 響さんはもともとあまり旧車には興味がなかったが、会社の先輩が通勤の足として使っていたサニートラックだけは気になる存在だった。その先輩が病にかかり、もうサニートラックに乗れなくなることを知る。佐々木さんはこのように話す。

「そのまま眠らせておくのも忍びないと、先輩にクルマを売ってくださいとお願いしました。お前ならと特別に譲ってもらったクルマがコレなんです」

年式は1990年式、つまり平成生まれの2代目GB122型サニートラックだ。佐々木さんも平成生まれの29歳ということで、何か共通する縁のように繋がりを感じてしまうという。譲ってもらったサニートラックは先輩が大切に乗っていたので、エンジン、トランスミッション、サスペンションも含め状態はとても良く、ボディのダメージも年式の割に傷みが少ない点も魅力的だった。

サニートラックはノーマルはむしろ少なく、何かしらイジってあるのがセオリーになっている。佐々木さんが先輩から譲ってもらったサニートラックもフロントバンパーにダイハツ「ミラ ターボ」用のスポイラーが装着され、エンジンはノーマルのままだが、吸排気をチューニング。サスペンションもローダウンサスに交換されていた。

佐々木さんは購入後にグリルを交換し、ヘッドライトをマーシャルに変更、そして、ホイールは往年の名モデルであるハヤシ製テクノレーシングの14インチに換えている。

サニートラックに乗って旧車好き仲間ができた

「このクルマに乗ってから、どんなイジり方をしているのか他の旧車も気になりはじめました。旧車好き仲間ができて、いろいろなことを教えてくれますね」

と、佐々木さんは話す。旧車好きは垣根なく気さくに声をかけ、自然と好き者たちの輪が出来ることも魅力的だ。佐々木さんも今ではすっかり旧車のある生活を楽しみ、休日は子どもたちを連れてドライブに出かけ、奥さんとの買い物を満喫。荷台があるので、いろいろな物を積めてとても便利に使えると教えてくれた。

今後の予定はボディの一部が腐りかけてクッキーのようになっている個所があるので修復をしつつ、オールペンを検討中。ボディカラーは白が好きので、おそらく今の白とは違ったクリーム色に近い白にする予定ということだった。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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