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なぜか日本でウケるヨーロッパの商用車! まもなく上陸する欧州王者の「デュカート」に期待しかない

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TEXT: 南陽一浩(NANYO Kazuhiro)  PHOTO: 南陽一浩/STELLANTIS

  • 1981年に発売された初代デュカート
  • 2代目デュカートは1994年登場
  • 2006年デビューした3代目デュカートは2020年にマイナーチェンジ
  • 日本にはセミロングボディのロングホイールベースが入ると予想される
  • 欧州のライト・ユーティリティ・ヴィークルとして最大のカテゴリーに属する
  • 欧州でのデュカートベースのキャンピングカーの例
  • デュカートはBtoBでキャンピングカーのベース車がメインとなる
  • ステランティス・グループでは水素パッケージのFCV市販仕様も開発中
  • 2017年のジャパンキャンピングカーショーにFCAジャパンが参考出展している

2006年登場の3代目「デュカート」をいま日本に入れる意図とは?

 FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)ジャパンとPSAグループ・ジャパン(旧プジョー・シトロエン)が統合し、いよいよ日本市場でも「ステランティス(STELLANTIS)」グループとして動き出して早々、年初の会見で「フィアット・デュカート」をキャンピングカー・ベースとして日本に導入することが発表された。それは何を意味するのか? 探ってみよう。

「メルセデス・ベンツVクラス」と同クラスの商用バン

 2月10日から幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2022」にて、日本デビューする「フィアット・デュカート」。ひとまずBtoB、つまり個人ユーザーではなくビジネス法人に限られるとはいえ、デュカートが日本市場に導入されることは素晴らしい。盛り上がり続けるキャンピングカーのブームのなかで、日本の「コーチビルダー」、つまりバン・コンバージョン用のキャンピングカー・ベースとして供給される見込みだ。しかしながらデュカートは、2020年にマイナーチェンジされたとはいえ、3代目にモデルチェンジしたのは2006年。サイズ的には申し分ないが、少し世代が旧い気もする。

2006年デビューした3代目デュカートは2020年にマイナーチェンジ

 デュカートは欧州車の最大積載荷重3.5t以下の「ライト・ユーティリティ・ヴィークル(LCV)」として、最大カテゴリーに入る。同じカテゴリーには「メルセデス・ベンツVクラス」や「ルノー・マスター」がいて、すぐ下のサイズには「ルノー・トラフィック」、さらにその下に「ルノー・カングー」があると思えばわかりやすいだろう。

 しかもデュカートの属する欧州のフルサイズバンは、必要な荷室に応じて、全長と車高も数種類用意される。つまり服のサイズでいえば、お馴染み「カングー」でもSサイズで、その上にMとLがあって、デュカートはLさらにはXLやXXL以上というわけだ。

欧州のライト・ユーティリティ・ヴィークルとして最大のカテゴリーに属する

 欧州製フルサイズ・バンのさらに細かなサイジングは俗に「L1H1」~「L4H3」に分類され、Lは全長を、Hは高さを表し、ホイールベースはたいていショートとミドルとロングの3種類。全幅約2mは共通だが、もっともショートボディ&ショートホイールベースでも5m&3m。全長はLの値がひとつ増すごとに大体+0.5m、全高は2.25mからHの値がひとつ増すごとに+0.25cmぐらいの感覚だ。日本に入るのはキャンピングカーベースということで、セミロングボディのロングホイールベース、つまりXXLサイズ相当のL2H2が主となるだろう。

日本にはセミロングボディのロングホイールベースが入ると予想される

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