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センチュリーからリーフまで原型を留めぬ大変身! NATSブースの自由すぎるカスタムカーに圧倒される【東京オートサロン2022】

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TEXT: 賀川 真弥(KAGAWA Shinya)  PHOTO: 賀川真弥

#02 NATS NGR-concept [BASE:NISSAN LEAF/カスタマイズ科2班 ]

最新EV車両をギャップのあるレトロ系にカスタム

 中古とはいえ、100%電気で動く現行車を大胆にカスタムしたカスタマイズ科2班。班を発足させた当初はテーマもバラバラだったそうだが、元々仲の良いメンバーで構成しているため、EVをベースにカスタムするというテーマが決まってからは、一気に話が進んでいったという。NATS NGR-conceptのフロントスタイル

「既存のクルマにモーターを載せる企画は過去にもありました。でも100%電気のクルマをカスタムするのは、NATSにはなかったんです。また、ネットでEV系カスタムを検索しても近未来的なスタイルやスポーティ路線ばかりで、レトロ的な逆振りカスタムは見当たりません。社外のエアロもスポーティ寄りが多いので、一層レトロ感を出したくなりました」とリーダー。

 新車として発売されているなかには、ホンダeのようなレトロ系はあるが、まだまだ少ない。そこで、「EV系のヘッドライト=細目というのが近未来的なら、大きくて丸いヘッドライトはギャップがあっていい! 」と、ミニクロスオーバー用の社外品を移植。光軸やバランス感も大事になるため、ミニのラジエターコアサポート一式+フェンダー部分をまとめて移植している。NATS NGR-conceptのオーバーフェンダー

 ボンネットは純正を加工。「本来はフェンダーとバンパーのラインを合わせないといけませんが、先にFRPでバンパーを作ってしまったのと、修正する時間を設けることができずに断念しました。そこは反省点です」。リーフのボディ自体は、全体的に丸みを帯びつつプレスラインで引き締めているため、フロントバンパーまわりを作り込むことでどこかテスラ風ののっぺり感が出ている。「フォグ穴もスムージングして、全体的にコンセプトカーっぽい雰囲気にしました。フロントまわりはテスラをオマージュしています」。

ワイドでグラマラスなフェンダーラインを見事に表現

 近未来的なボディ形状に仕上げたNGR-conceptは、“何もない感を出すため”ドアノブすべてをスムージング。「リモコンで開きます。助手席側のリヤドアのみ緊急脱出用に外にワイヤーを仕込んでいます」とのこと。ルーフスポイラーは大型だったウイングを、小振りかつ丸くワンオフしている。 また、足まわりはエアフォースのエアサスキットを装着し、フェンダーまわりは前後ともワンオフで仕上げており、純正から違和感なく数センチ盛り上げたフロントフェンダーとは相反し、リヤは10センチほどワイドに。純正を型取りしてスライドさせながらワイド加工を施されている。 NATS NGR-conceptのリヤスタイル

 ホイールにはUSで人気のROTIFORM『LAS-R』を履き、細身のスポークデザインだが、それを覆うようにエアロカバーを装着。“何もない感”をホイールでもしっかり出している。また、リフレクターはエリシオン用のリヤバンパーを購入。リフレクターが装着された数センチまわりからくり抜き、バランスや角度を調整して成形。 テールランプもフィアットのアバルト用を移植しているそうだ。ROTIFORM『LAS-R』

 今後の目標は、当然卒業旅行(3月)までにナンバーを取得することだが、「屋根を切ったり、ボディ加工はしておらず、灯火類とエアサスの申請くらいなので大丈夫かなと思っています」と頼もしい。 NATS COSMO VISION/NATS NGR-concept

 ちなみに2班が影響を受けたのが、会場で隣に展示された「NATS COSMO VISION(ベースはマツダ・ロードスター)」。現行のND型ロードスターをベースに、“昔のコスモスポーツを今風に落とし込んでみたら……”をカタチにした、スタイリッシュなフェンダーラインが魅力な1台。どことなく、この2班が作ったリーフとの近未来感が似通っている!!

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