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旧車のバンパーに付いてた塊は何? いまより遥かに存在感のあった「鉄製バンパー」の歴史

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/光岡自動車/GM/Auto Messe Web編集部

鉄製バンパーを守るための「カツオブシ」

 鉄製バンパーがクルマの個性を演出する装飾パーツとしての役目も持つようになったことで、鉄製バンパー本体を守るための「オーバーライダー」が一部の車種で装着されるようになった。形状が鰹節に似ていたことから、日本では親しみを込めて「カツオブシ」と呼ばれている。

 カツオブシ=オーバーライダーは必ず縦方向に取り付けられているが、バンパーの高さが異なるクルマと衝突した際の衝撃を吸収するという役割もあったため、水平方向ではなく垂直方向に装着されているのであった。

1970年代のクジラクラウンにもカツオブシ

いまでもレトロ調のクルマに使われることがある

 鉄製バンパーの補強部品でありながら、カツオブシ自体も装飾パーツの一部になっていたといえる。その名残で、新車にて発売されている光岡自動車の「ビュート」がいまでもカツオブシを装備。街なかでビュートを見かけたら、バンパー周辺をチェックしてみるといいだろう。

光岡ビュートではレトロな別体バンパーを装着している

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  • 昔のヨーロッパ映画を見ると時々「バンパーガンガン」を見られる
  • 1970年代のクジラクラウンにもカツオブシ
  • バンパーは単なる緩衝装置からデザイン要素に変わっていった
  • 光岡ビュートではレトロな別体バンパーを装着している
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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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