クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • OUTDOOR
  • N-VAN vs N-BOXの同門対決! アウトドアで使うならドッチがいいかプロが徹底解説
OUTDOOR
share:

N-VAN vs N-BOXの同門対決! アウトドアで使うならドッチがいいかプロが徹底解説

投稿日:

TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: ホンダ/ホンダアクセス

遠方のフィールドに出かけるならN-BOXが快適

 その点、N-BOXはN-VANほどのフラットベッドスペースは確保できないものの、さすが売れに売れている乗用軽自動車だけに、アウトドアフィールドへの長距離ドライブはN-VANとは比較にならないほど楽々快適。前席のシートバックをほぼ水平に倒し、後席シートバックを最大限にリクライニングさせた「リフレッシュモード」にアレンジすれば、カウチソファ的にくつろげ、完全フルフラットとは言えないものの、N-VANには望めないクッションの効いたシートの上で足を伸ばせるのである。

N-BOXの多彩なシートアレンジのひとつ「リフレッシュモード」

総合力はN-BOXだが、N-VANもカスタマイズ次第

 考えてみ見れば、車中泊専用車や軽キャンとして使い、所有するだけならN-VANもアレンジが楽しく、車中泊にも適切だが、多くの場合、普段は乗用車として使うはず。1台ですべてをまかなうとすれば、やはり、「ライト」な車中泊性能を含め、N-BOXに軍配が上がるケースが多いはずである。

 ただし、筆者の知り合いの工事関係者はN-VANを愛用しているが(積載性は完璧で満足しているという)、シートにクッションを敷き、タイヤを乗用車用に交換するなどしてカスタマイズ。遠路の工事依頼でもそれほど苦にならないと言っていたから、N-VANでもいじれば、車中泊のための長距離ドライブも、それなりにこなすことができるようになるかもしれない。あわせて、アウトドアフィールドが家からそれほど遠くないところにある場合も、N-VANの魅力がクローズアップされるはずである。

N-VAN には純正のベッドキットもあるのでカスタマイズも含めて検討したい

12
  • N-BOXは後席を格納してヘッドレストを枕とすれば全長約1600mmのベッドにできる
  • N-BOXの多彩なシートアレンジのひとつ「リフレッシュモード」
  • 助手席側がセンターピラーレスとなっているN-VAN
  • N-VAN のフルフラット性能は魅力的だがシートのクオリティは低め
  • N-VAN には純正の車中泊アクセサリーも多く用意されている
  • N-VAN には純正のベッドキットもあるのでカスタマイズも含めて検討したい
すべて表示
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
著者一覧 >

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS