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旧車好きならいつかは乗りたい「キャブ車」! そもそも「キャブレター」って何?

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/Auto Messe Web編集部/写真AC/本田技研工業

季節によってキャブレターの調整が必要

 桜も咲いてすっかり暖かくなったが、キャブレターにとって気圧や気温が変動するのは厄介なことで、残念ながら燃調が狂ってしまう。どういうことかというと、これからやって来る真夏に合わせたセッティングのままで冬の寒い時期に走行すると、燃調が薄い状態になってしまうのだ。気温が低いほうが酸素濃度が高いからである。キャブレターのセッティングが決まると快調に走る

 また、平地でセッティングした状態で標高の高い場所を走行すると、高地は空気の密度が低いので燃料が濃い状態になり、これまた燃調が狂ってしまうのであった。

 キャブセッティングは調律なので、うまい人が担当し、すべてのバランスがよくないと本領を発揮することができない。だが、キャブレターならではの鋭いエンジンレスポンスや迫力ある吸気音を、昭和世代のオヤジたちだけに独占させておくのはもったいない。キャブレター

 キャブ車に憧れている若い世代も、ウェーバー(イタリアのブランドで、かなりスパルタン)、デロルト(イタリアのブランドだがウェーバーよりも扱いやすい)、ソレックス(フランスのブランドで、日本ではミクニがライセンス生産していた)、SU(イギリスのスキナー・ユニオン社が開発。英国車の多くが装備)といった各ブランドの特性違いを学び、自分の乗り方に合ったキャブレターを見つけてみるといいだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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