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激安で走りを強化! たった5万円でバッチリ効果の出るクルマのカスタム5つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: BLITZ/Auto Messe Web編集部

費用対効果に優れるメニューを紹介

 愛車をカッコよくドレスアップ、もしくはチューニングをしてみたい。クルマ好きなら誰もが持っている欲求だろう。とはいえ湯水のようにお金をつぎ込めるワケではなく、低予算で大きな効果が得られるに越したことはない。そこで予算に5万円という縛りを設けたうえで、費用対効果に優れるメニューを考えてみよう。

スロットルコントロール

 まずパワー系なら車種こそ限られるがスロコン、すなわち電子スロットルコントローラーだ。いまや最先端のハイパフォーマンスカーも採用する電子スロットルだが、大衆車では燃費など経済性を重視したセッティングが施されており、アクセルを開けた際のレスポンスが悪くストレスを感じることが多い。スロットルコントロール

 そんなフィーリングを改善するのが電子スロットルコントローラーで、スタート直後やアクセルを踏み返したときのレスポンスが大きく変化し、まるで排気量アップしたと錯覚するように強烈な加速を味わえる。

 また純正よりさらに省燃費の方向へ振ることができたり、複数のセッティングを瞬時に切り替えられる製品も多く、チューニング志向のユーザー以外にもメリットは多いはずだ。スロットルコントロール

エアクリーナー

 次は剥き出し型のエアクリーナー。エンジンに送り込む空気の量が増えればパワーアップに繋がり、フィーリングやスポーティな吸気サウンドを味わえる。エンジンルームのドレスアップにも少なからず貢献してくれる。

 しかしながらクルマによってはエンジンルームの熱まで一緒に吸い込んでしまったり、燃調がズレてフィーリングこそ変わってよく感じてもパワーは逆に落ちる可能性もなくはない。自分のクルマがそれに該当しないか事前にリサーチしたり、ノウハウのあるプロショップに相談してからの購入をお勧めする。

追加メーター

 実用性とインテリアの雰囲気を高めるなら、油温や水温といった追加メーターの装着もありだ。ノーマルであっても愛車のコンディションを把握することは重要。サーキットを走行するならトラブルの回避にも大いに役立つはず。定番と言えるセットは油温/油圧/水温だが、ターボ車ならブースト計を優先させてもいい。メーターのサイズやデザインは色々あり、ドレスアップ目的で装着するのも大いにアリだと思う。追加メーター

ブレーキ強化

 見た目が変わらず地味に感じるかもしれないが、ブレーキの強化は車種を問わずに効果バツグン。キャリパーやローターはともかくパッドとフルードなら5万円の予算で収まる。高い制動力はサーキットに限らず、ストリートでもドライバーに安心感を与えてくれるのだ。軽自動車なら前後のパッドとローターまたはシュー、ホースやフルードまで含めて5万円で済むケースもある。ブレーキ強化

ローダウンスプリング

 最後は足まわりでローダウンスプリング。近年は実売価格で10万円を切る車高調があり調整機能が便利なことも間違いないが、車高を下げるだけと割り切るならローダウンスプリングで十分だし費用はさらに安い。昔はダンパーが純正だとバランスが崩れ、乗り心地が悪化することも珍しくなかった。ローダウンスプリング

 しかし近年は純正ダンパー対応のローダウンスプリングが増え、車高が下がる量も製品によって異なるため、目的や使用環境に合わせて選びやすくなっている。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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