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なんとフリーハンドで描く芸術! クルマに描かれる「ピンストライプ」の奥深さにビックリ

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔/MOONEYES/Auto Messe Web編集部 竹内耕太

  • カスタム系のイベントに行くとよく見かける「ピンストライプ」とは

  • 日本におけるピンストライプの先駆者、ワイルドマン石井氏
  • 凶悪な顔のネズミ「ラットフィンク」はエド・ロスが生んだキャラクター(ホットロッドカスタムショーにて)
  • お気に入りのアイテムにピンストを入れてもらうのも洒落ている
  • 繊細な紋様がフリーハンドで描かれる
  • 日本には世界に名を知られるピンストライパーも多い

カスタムカルチャーが生んだアート「ピンストライプ」

 カスタムカーや古いアメリカ車に描かれた、細い線が交錯する図柄を見たことがあるだろうか? これが「ピンストライプ」と呼ばれるカスタムカーカルチャーの世界独特のアートだ。今回はそんなピンストライプの歴史と現状を紐解いてみよう。

繊細に描かれた線が交錯する芸術

 みなさんは「ピンストライプ」を知っているだろうか? クルマのドアノブやエンブレム周辺、レタリングの周囲などに、細い線を幾重にも交錯させた美しいラインが引かれているまるで芸術のような紋様、あれがピンストライプだ。基本的には細い線を描くための専用の筆と伸びの良いエナメル系塗料を使って描かれるピンストライプは、自動車のカスタムカルチャーの世界ではアートとして確立し、これを生業とする「ピンストライパー」という職業も存在するほどポピュラーとなっている。カスタムカー系のカーショーに行ってみると、ピンストライプを装飾として入れたクルマを数多く見ることができるはずだ。

繊細な紋様がフリーハンドで描かれる

アメリカで徐々に発展し50年代にアートへと昇華

 ピンストライプのルーツは意外にも古く、アメリカでは幌馬車の装飾ラインとしてフリーハンドのストライプラインを入れていたという文献が残っている。その後1950年代に入り、自動車やバイクのカスタマイズが流行すると、自動車への華やかな装飾としてピンストライプを入れるようになり、徐々に単純なラインから複雑なアートへと進化していく。

 この自動車へピンストライプを入れるアーティストとして文化を開拓して行った先駆者が、のちに有名になるEd RothやDean Jeffries、Von Dutchの名前で知られるKenny Howardらだ。戦後に自動車が大量生産で作られるものとなり、同じ自動車がたくさんあるなかで、自分だけの装飾を施すことは徐々に普及し、カスタマイズのひとつの手段としてピンストライプが定着していくきっかけとなったのだ。

凶悪な顔のネズミ「ラットフィンク」はエド・ロスが生んだキャラクター(ホットロッドカスタムショーにて)

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