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「配置」ですべてが決まる! プロが教える「快適」なキャンプサイト作りとは

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: スズキ/写真AC/Auto Messe Web編集部

クルマは適当に駐車するのではなく
サイトのひとつとして上手に活用する

 またオートキャンプの場合、ビギナーはクルマを有効に使えていないことが多い。簡単に言えばサイトにクルマを駐車しているだけで、クルマがスペースを圧迫しているだけの邪魔者になっているということだ。オートキャンプではクルマもキャンプ道具のひとつとして有効に使うことが重要で、背の高いSUVであればルーフレールにタープを取り付ければポールの代用となり、クルマから伸びるタープ側のドアを開放してリビングルームやベッドルームとして活用することも可能だ。スズキ・クロスビーの車用タープ

 さらに大型のキャリアを使用しているのなら、ソーラーパネルを広げてポータブル電源に充電することができ、星空を眺める子ども向けの展望台として使うのもおすすめだ(最大積載重量に注意)。また気を付けるべきは駐車時のクルマの向き。とくにミニバンの場合にはスライドドア側をサイトの内側に向けること。オートキャンプのサイト

 片側スライドドアの場合、基本的には歩道側となる左側が開くように設計(日本のように左側通行向けの場合)されているので、駐車する場合の参考にしてほしい。ドアをサイト側に向けることで、車内空間を有効に利用することができる。逆に言えばドアを外側に向けてしまえば、ただの壁になってしまいサイトに圧迫感を与えてしまう。

使いやすいキャンプサイト作りの
ポイントは生活動線がポイント!

 最後に“キャンプ初心者あるある”が「生活動線」を考えずにテントやタープを張ってしまうことだ。これは住宅と同じ理屈で、人が動きやすい動線を確保することで生活が快適になる。トイレや炊事場に行くときにタープのガイロープが邪魔になったり、テントへの出入りに焚き火台を避けなければならないレイアウトは決して快適とは言えない。人が移動するための動線を考えてテントやタープを張り、調理台や焚き火台、チェアやテーブルを配置することが、快適で美しいサイト作りには欠かせないことを覚えておくべし。整理整頓されたオートキャンプサイト

 何度もキャンプを繰り返すことで、使いやすく美しいサイト作りへの経験値は上がっていくが、事前に基本となるレイアウトを考えておけばキャンプ場で慌てることはなくなるはずだ。そして、キャンプ場で素敵なサイトを見つけたらオーナーさんに声をかけ、サイト作りの参考にするのも良いだろう。美しいサイトは快適性の表れでもあり、快適なキャンプは楽しさを倍増させる。キャンプビギナーは道具の性能よりも、サイトのレイアウトを考えることが肝心なのだ。

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