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キャンプに来てテントで寝ないってアリ? いま急増する車中泊キャンプの納得せざるを得ない理由

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

  • キャンプ女子

  • 富士の麓のキャンプ場
  • ワンポールテント
  • キャンプ女子
  • ホンダ・フリード+で車中泊
  • ルノー・カングーでキャンプ
  • テントの設営
  • 女性のソロキャンプ

脱テントで幸せが膨らむ車中泊キャンプが注目される理由とは

 近年のキャンプブームを受け、休日のキャンプ場は大盛況を呈しています。キャンプ人口の増加は喜ばしいことではあるものの、「マナーの低下」や「ゴミ問題」など、数多くの弊害を生んでいるのも否めない事実。また、キャンプ人口が増えたことにより「グランピング」や「車中泊」など、スタイルの多様化も近代キャンプの大きな特徴だと言えるでしょう。最近はテントを張らずにクルマの中で宿泊をするお手軽な「車中泊」が注目を集め、テントが主役を務めるキャンプの常識が揺らぎ始めています。富士の麓のキャンプ場

キャンプの形態にも変化か? オートキャンプ場で車中泊族が急増中

 車中泊はキャンプブームを支える大きな要因となり、数多くの自動車メーカーが純正オプションとして車中泊用のキットを用意。なかには、車中泊ありきで開発の段階から自動車を設計しているメーカーも登場し始めています。従来のキャンパーからすれば「キャンプ場に来たのにクルマに泊まるのはもったいない」、「テントに泊まらないのはキャンプじゃない」と言う意見もあるようですが、これも時代のニーズであることは間違いありません。ルノー・カングーでキャンプ

 一方で車中泊を楽しむ人たちは「防犯を考えれば車中泊は安心」、「テントは野生動物に襲われそうで怖い」、「テント泊は設営や撤収が面倒くさい」などと考えているようです。また、最近のミニバンやSUVブームに後押しされ、クルマ自体もアウトドアでの使い勝手を高めるべく進化を遂げ、フルフラット化が可能なシートレイアウトやラゲッジルームの容量拡大など、車中泊を楽しむ環境がブームを後押ししているのです。

キャンプの醍醐味「テント泊」を捨てることは決して間違いじゃない

 色々なメディアで「テント泊vs車中泊」のような図式が取り上げられていますが、正直な話「どちらが正解」という答えが出るものではありません。キャンプは自分が好きなスタイルで楽しめば良いのであって、他人にスタイルを押し付けられるいわれはありません。

 個人的な意見としては「日本酒よりもビールが好き」、「ウイスキーよりも日本酒が好き」とお酒の好みが分かれても「酒好き」が肩を並べて仲良く居酒屋でワイワイと楽しんでいるように、テント泊であろうと車中泊であろうと「キャンプが好き」な同志として肩を並べて楽しめば良いだけのこと。キャンプが好きという共通点を分かち合い、それぞれのスタイルを尊重する姿勢がこれからのキャンプには必要になりそうです。ワンポールテント

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