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画像はこちら 別名「The Race to the Clouds(雲に向かうレース)」とも呼ばれるこのレースは、アメリカロッキー山脈の南端に位置するコロラド州にあるパイクスピークという山(標高14,115フィート=4301m)をいかに速く駆けあがるかを競うヒルクライム競技だ。
そのスタート地点は標高2862m。そのコースは全長約20kmでゴールの頂上までの1本道を1台ずつアタックし、そのタイムを競うもの。標高の高い地域での走行ということで、空気が薄くなっていく頂上付近ではエンジンの出力が30%近くダウンするといわれている。モンスター田嶋こと田嶋伸博選手が全人未踏の6連覇を達成するなど、日本でも大きく報じられたことのあるヒルクライムイベントである。
バブル期には多くの日本チームがこぞって参戦してきたが、その100回目の節目となる大会には日本からチーム「SAMURAI SPEED」のみが参戦する。近年パイクスピークへ挑戦を続けているこのチームは、電気自動車での参戦を続けており、昨年は日産リーフe+をベースに、2台分のモーターを搭載し4WD化したモデルを製作してこれに挑戦。
ドライバーはこれまで奴田原文雄選手と挑戦を続けてきていたが、昨年から大井貴之選手を起用している。残念ながら昨年は車検通過後に車両トラブルが発生し、その原因究明と対策に時間を取られてしまい出走ができず決勝には進めなかった。
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