ルマンクラシック2022の「GALAディナー」に参加! 関谷夫妻は37年前のエピソードで盛り上がる (1/2ページ)

ルマンクラシック2022の「GALAディナー」に参加! 関谷夫妻は37年前のエピソードで盛り上がる

この記事をまとめると

  • 往年の名車たちが走行するルマンクラシック2022
  • 日本からマツダ787Bとトヨタトムス85Cが走行
  • レース前の「GALAディナー」には寺田陽次郎と関谷正徳も参加

テストドライブを終えていざルマンの地へ

 モデルカーメーカーSPARKの招聘でルマンクラシック2022に現れることになったマツダ787Bに同行し、筆者は南仏サンブックの同社プライベートサーキットで行われた事前テストから一行に合流した。

手厚いサポートを受けながら約7時間のドライブ

 2022年6月28日に事前テストを終えたマツダ787Bおよびトヨタトムス85Cと、寺田陽次郎、関谷正徳およびそれぞれの専属エンジニアおよびメカニックたちは、29日にサンブックを出立。約900km離れたルマンに向けてロードトリップをスタートした。

 私たちが乗ったルノーのクロスオーバーSUV“カジャー”をドライブするのは、SPARKブランドのオーナーであるウーゴ・リペール氏の古くからの友人である「マニュ」こと、エマニュエル・ヴァリエールさんだ。SPARKレースチームのコーディネーターという肩書きだったが、要はなんでもできる助っ人だった。

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マニュ・ヴァリエールさん画像はこちら

 とくに料理の腕前が上等なので、尋ねてみると近年まで香港で人気のフランス料理店のオーナーシェフだったとのこと。彼の作るランチは、地元名産のラベンダーやハニーを使った味わい深いものばかりだった。

マニュさんが作ったランチ、カプレーゼのラベンダーペーストのせ、バルサミコとハニー掛けサラダ画像はこちら

 マニュのドライブでサンブックを出た私たち一行は、エクサンプロバンス、マルセイユ、アヴィニヨン、モンテカルロラリーの中継地点となったこともあるヴァランス、サンテティエンヌ、ミシュランの本拠地クレルモンフェランを経て、一路北へと進む。

 ちょうど中間地点あたりでランチブレークと給油を済ませて、ふたたびクルージングスピードへ。ブールジュ、トゥールを通過するとルマンまではあとわずか。ここでもう一回ピットストップしただけで、マニュはスロットルを緩めることなくルマンを目指した。この距離は東京から広島を越えるほどの距離だが、所要時間は7時間ほどだった。「今日は疲れたと思うので、早く寝てね」、と別れ際にマニュは言ったが、疲れたのは私たちではなく彼のほうだ。ありがとう、マニュ。

地元ファミリーのおもてなしに感動

 ルマンで宿泊したのは、サルトサーキットの直角コーナーで知られるアルナージュ村の民家だ。寺田さんが、事前調査してアレンジしてくれた宿泊先である。お父さん「チェリー」と、その長男のお嫁さんであるヴィクトリア、その娘のエリザベット(3歳)が出迎えてくれた。ちなみに、アルナージュ村は元日本代表サッカーチームの監督だったフィリップ・トルシエの生家があることでも知られている。トルシエ家は、村のブッシェリー(肉屋)だったそうだ。

ルマンで投宿した民宿画像はこちら

 こじんまりとしたそのお家は、アルナージュ村の中心地から伸びる道路に面しており、夜はとっても静かだ。チェリーお父さんはお酒が好きらしく、棚を開けるとウィスキーやリキュール類、ワインなどがずらりと並んでいた。もし今度訪れることがあったら日本の美味しい純米酒をお土産に持ってこよう。

 そのお父さんの影響なのか、息子さんはワインの調査研究員をしているとのことだった。土壌と品種の関係を調査してフランスの各地を歩いているとのことだった。フランス南部のなんとか(聞き漏らした)という葡萄の産地は、数千年前に宇宙からの隕石を広範囲に浴びてから、周囲の土壌と異なる地質に変質したことが調査によって分かった、てなことをヴィクトリアは話してくれた。毎日サーキットから戻ると、ビールにハムやチーズ、サラミなどを振舞ってくれたのだ。

 また、チェリーの作る家庭料理が凝っていて、私が取材でひとり外出した夜などは、食用カエル(グルヌイユ)が出たそうである。広島から来たふたりは、目を白黒させながらも観念して突撃すると、「鶏肉のようなあっさりとした味と食感だった」と感じたらしい。私はその夜は、取材先のGALAディナー会場で上等なステーキ肉をたらふく食べていたのだが、ふたりには内緒にしておいた。

カエル料理のグルヌイユ画像はこちら

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