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「ホイール」や「サスペンション」の寿命を伸ばすには? 簡単なメンテでチューニングパーツを長生きさせる方法をお教えします

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

メンテナンスを施せば寿命を延ばすことは可能

 クルマと同様にチューニングパーツも、使い続けていれば機械的な寿命が訪れる。しかしノーメンテナンスで放置した場合と、手入れをした場合では、長持ちの度合いが変わってくるのだ。代表的なパーツをピックアップしつつ、手軽にできる延命術を考えてみたい。

サスペンションはネジ山を掃除しつつ潤滑油をスプレーで対処

 まずはサスペンションの定番である車高調。サーキット走行を重ねてダンパーが抜けてしまうのは、仕方ないというかある意味では熱心に走り込んだ勲章だ。防ぎたいのはネジ部が固着して車高調整できなくなる症状で、装着してから数年後に車高を変えようとしたところ、まったく動かなかったという経験を持つ人も多いはず。

 もちろん日常的に触っていれば固着しないと思われるが、サーキット仕様でもそこまで頻繁に調整することはない。タイヤ交換の機会など年に2回くらいを目安として、ネジ山を掃除しつつ潤滑油をスプレーしておけば、固着して動かないような事態は避けられるだろう。

 また車高調に限った話ではないが融雪剤が撒かれた路面を走ったあとや、下まわりに泥が付いたときは早めに洗い流すことで錆びを予防できる。

マフラーの腐食はマメな洗浄で防ぐことができる

 マフラーも最大の敵は腐食。ステンレスとはいえまったく腐食が発生しないワケじゃなく、無頓着でいると徐々に広がり最終的には穴が空いてしまう。それを防ぐには上で書いたのと同じ下まわりのマメな洗浄だ。グラスウールが劣化して吸音効果が失われるのは仕方ないことだが、穴が空いての排気漏れは気遣いで防ぐことができる。下回りの洗浄は定期的に行いたい

エアクリーナーは湿式と乾式でメンテナンス方法が異なる

 エアクリーナーは剥き出しタイプだろうと純正交換タイプだろうと、定期的な交換が必須なパーツであることは、あらためて説明するまでもない。取り替えるサイクルは各メーカーにより明示されており、例えばHKSの「スーパーハイブリッドフィルター」は6~12カ月または6000~1万kmと、高い吸入効率とトレードオフに5年や5万kmといわれる純正に比べサイクルは短い。

 代表的なメンテナンスはフィルターの清掃で、湿式なら取り外したうえで洗浄して乾燥させ、ふたたび砂やホコリを吸着するオイルを塗布。乾式ならエアブローで汚れを吹き飛ばすだけでもいい。

タイヤは定期的なローテーションや保管方法で状態が変わる

 続いてはクルマで最大の消耗品ともいえるタイヤ。使えば使うだけ擦り減ってしまうのは当然として、もっとも距離を走る街乗りでは適正な空気圧を保ち、パターン的に可能なら適度にローテーションすること。さらに、雨風や直射日光をできるだけ避けて保管するなど、摩耗する以外の経年劣化を防ぐ手段はいくつかある。

 サーキット走行のあとはトレッドに付着した、タイヤのカスも早めに取り除いておこう。放置すると振動の原因になったり剥がれて後続車にヒットしたりする可能性があるため、タイヤが冷えたらマイナスドライバーなどを使ってキレイに削落としておくのがマナーだ。

ホイールは裏側も洗浄をしたい

 最後はタイヤと組み合わせるアルミホイール。スチールやステンレスに比べ腐食に強いのは間違いなく、錆びで使えなくなる可能性は少ないといっていい。ただし冬に融雪剤が撒かれる地域や、海の近くは腐食しやすい立地条件だ。ホイールの表面だけではなく裏側も含め洗浄を行い、融雪剤や潮風に含まれる塩分を残さないようにしよう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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