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「水没」「ひょう害」に遭ったクルマは修復できる? 異常気象時代の愛車サバイバル術

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: 写真AC/トヨタ自動車/AMW編集部

ひょう害でベコベコになったボディは「デントリペア」で復活可能

 雹(ひょう)害については、基本的にはボディだけの被害なので復活は可能だ。パネル交換という手もあるが、デントリペアでひとつひとつ押し出していくことで復活できる。もちろん費用は莫大で、修理代と買い直した場合の費用を天秤にかけて考えたほうがいいだろう。ちなみに車両保険に入っていると、エコノミータイプでも、水没車、雹害車ともに修理代はカバーされるが、いずれも莫大なために全損扱いになって、一定金額しか支払われない可能性は高い。

中古車市場に出回る水没車・雹害車には要注意

 最後に手放したクルマについて触れておくと、被害の増加に従って中古車のトラブルも増えている。要は水没車、雹害車というのを隠して販売し、トラブルが発生して泣き寝入りというもの。ひどい場合は、修理は保険を使って、販売時は黙っているという例もある。

 もともと中古車での告知義務は「修復歴あり」の場合で、水害や雹などの被害を受けた場合は自動車公正取引協議会の規約でも明文化されていない。ただし、冠水車については協議会では「告知義務がある」としているし、オークションの評価でも記載されるので、購入者に知らせるというのは販売店の義務だろう。

* * *

 いずれにしても、水没に関しては、あたり一面水浸しというのは避けられないが、「これぐらいなら大丈夫だろう」と冠水部分に無理やり侵入しないほうがいい。ドアが開かなくて、そのまま水没して死亡した例もあるので、過信は禁物だ。

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