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存在感抜群の社外マフラーは見た目だけじゃない! 出力アップしても車検対応のサウンドになるヒミツとは

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TEXT: 佐藤 圭 PHOTO: AMW編集部

  • 純正と社外品のイメージ

  • 内部構造だけでなくマフラーそのものもなるべくストレートになるよう開発されている

  • ストレートマフラーのイメージ
  • 純正と社外品のイメージ
  • 純正と社外品のイメージ

迫力あるサウンドは社外マフラーの証

 サスペンションやタイヤ&ホイールのインチアップと並び、チューニングの第一歩として今も昔も定番なのがマフラー。優れた排気効率でエンジン本来のポテンシャルを引き出し、スタイリッシュなテールはリヤまわりの印象を大きく変え、見るからにチューニングカーといった雰囲気を与えてくれる。

 もうひとつ忘れてはいけない恩恵がサウンドの変化で、良くも悪くも存在感のない静かな純正マフラーに対し、スポーティな排気音は社外マフラーの証といっていい。近年は昔と比べて社外マフラーも静かになってきたが、純正品に対して音量が大きくなる仕組みを解説しよう。

出力向上が狙える社外品に多いのはストレート型

 マフラーの構造は大きくふたつに分けることができ、ひとつは隔壁型でもうひとつはストレート型となる。純正マフラーに多く採用されているのは前者の隔壁型で、サイレンサーの内部に仕切り板で隔壁をいくつも作り、そこに排ガスを何度も出入りさせることで圧力を弱め、大きな消音効果を得られるが抵抗も大きく抜けは悪い。

 静けさに加えて比較的コストが安く済んだり耐久性も高いことから、パワーが最優先じゃない純正マフラーに最適な構造といえるだろう。

 いっぽうストレート型は名前から想像できるとおりサイレンサーに隔壁がなく、抜けのよさを追求した作りでパワー重視の社外マフラーにピッタリな作りだ。消音はサイレンサーに無数の穴が開いたパイプを入れ、その周囲にグラスウールなどの吸音材を詰め込む方法で、振動エネルギーを熱エネルギーなどに変換させている。

ストレートマフラーのイメージ

 排ガスが隔壁で作られた空間を行き来しないうえ、パイプの径を太くしたり曲がりを少なくすることで、抜けがよくパワーを追求するのに最適な構造なのだ。

 ただし消音の性能に限っていえば隔壁型には及ばず、グラスウールが少しずつちぎれて減っていくに従い、音も大きくなってしまうのがストレート型の宿命。保安基準適合のマフラーなのに長年使い込んだことで音量オーバーとなってしまい、車検を通らなかった、といったエピソードを耳にするのは、まさしく吸音材が減ったせいと考えていい。

最近は街乗りを考え静かなタイプを望む人が増えてきた

 最近は騒音などの問題からレーシングカーでも音量を抑えがちだが、パワーだけを追求するなら消音する際の抵抗が発生しない直管タイプがベスト。とはいえ太く真っ直ぐなパイプを使えばいいワケではなく、抜けすぎで低中速のトルクやレスポンスを損なわないよう、途中で径を絞ったり意図的に排気抵抗を作るケースもある。

 最近は街乗りを考え静かなマフラーを欲しがるユーザーが増えており、サイレンサーの大きさや内部の作りを工夫することで、効率と消音という相反した要求を満たす社外マフラーも少なくないのだ。

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  • 佐藤 圭
  • 佐藤 圭
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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