クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • OUTDOOR
  • 車中泊の危険やデメリットとは? 安全・快適に過ごすための「車中泊の基本」をお教えします
OUTDOOR
share:

車中泊の危険やデメリットとは? 安全・快適に過ごすための「車中泊の基本」をお教えします

投稿日:

TEXT: 今泉 史(IMAIZUMI Aya)  PHOTO: 写真AC/今泉 史/AUTO MESSE WEB

快適な寝床作りに欠かせないもの

 車中泊では、座席を倒して寝るスタイルだと思いますが、前席でも後席でも共通して言えるのが、マットは必須アイテムだということ。運転席や助手席は思ったほどフラットではない上、脚が下に落ちるので血行不良など体調にも影響が及びやすいです。

 シートは運転時にベストな状態の形状をしているため、座面が盛り上がっていたりして寝にくいという難点もあります。ですので、後席シートを倒して、フラットな空間を作ることやラゲッジスペースの活用をおすすめするのですが、結構寝てみると固いものです。

 そこで使用したいのが、マット。普段自宅で使っているマットをそのまま持ち込むのもアリですし、キャンプ用品ならエアーマットやローコットを使うのも良いでしょう。

 マットを敷くだけで、起床時に体のあちこちが痛むのを防げますし、車内で過ごす時間もお尻が痛くならずに済みます。自宅と同じような寝心地を感じたいのなら枕を持ち込むのも良いですね。

車内でできること、できないこと

 車中泊で使用できる調理器具や照明、暖を取る方法は通常の屋外で行うキャンプとは異なります。薪や炭、アルコールやガスなどを使用するギアは基本的にNG。薪で火を起こさずに調理できる卓上コンロなどを持っていけばとても便利ですが、火のつくものは車外で使用するようにしましょう。

 車内は狭いので誤って手や物がぶつかって鍋をひっくり返したり、卓上コンロを置く場所が不安定でコンロごと倒したりと怪我や火災の元になります。照明器具はガスランタンやガソリンを使って燃焼するものを避け、電池や充電式の物を使いましょう。

 どうしてもキャンプ飯なる物を作って味わいたいという場合は、ポータブル電源を持っていき、IHクッキングヒーターなどで調理するようにしましょう。ポータブル電源があれば、調理のほかにも暖房器具を使用できたり、スマホを充電できたりと不便な車中泊を一気に快適なものに押し上げてくれます。

* * *

 ここまで車中泊の基本のキをご紹介しましたが、リスクや不便さにスポットが当たっていて、少し車中泊のイメージが変わったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。通常のキャンプとは違う車中泊は、楽しいこともあれば危険やデメリットもあることをしっかりと踏まえた上で、入念な準備をしていきましょう。

 そして、マナーを守って、誰もが安全で心地の良い車中泊ができるようにひとりひとりの心がけが大切です。車中泊の基本をおさえて、車内で過ごすワクワクさを是非とも味わってみてくださいね。

12
すべて表示

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS