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ハーマンからBMW「M4」のエアロキット登場! 30ミリローダウンの迫力のルックスを生みだしたパーツ構成とは

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: HARMAN

安定したコーナーワークを楽しむことが可能

 2992ccの直列6気筒ターボエンジンを、510ps & 650N・mのスペックで搭載し、高いパフォーマンスとロードグリップでBMWのラインアップにおいても真のスポーツクーペと称されるM4クーペ。M4クーペにはさらに、カスタマーの趣向に応じて、コンペティション、コンペティション・トラックパッケージ、コンペティションM xDrive、コンペティションM xDrive トラックパッケージなどのモデルが用意されているが、ハーマン・モータースポーツからの最初のニュースは、M4コンペティションをベースとしたチューニングモデルだった。

 外観を、よりスポーティなものに演出しているのは、マットブラックダイヤモンドカットとマットグラファイトダイヤモンドカットが施される21インチ径ホイールの「ビジョン21」。カスタマーにはさらにブラックラインとハイパーシルバーのコンビネーションが美しい「アニバーサリーエボ21」が用意されている。

 また同じくハーマン製の21インチ径ホイールを別にチョイスすることができる。オリジナルのM4コンペティションの20インチ径と比較すると、このホイールとスプリングの変更でフロントが30mm、リアが20mmローダウンしたこととの相乗効果で、フットワークの力強さは外観からも、より強く演出されている。

 もちろん実際に重心高の低下はコーナリング時には大きなアドバンテージとなり、カスタマーはよりダイナミックで安定したコーナーワークを楽しむことが可能になるだろう。

エアロパーツは同色にもカスタムペイントも対応

 エクステリアでのチューニングは、さまざまなエアロパーツにも及んでいる。実際にハーマンが開発したパーツは、フロントスポイラー、ルーフスポイラー、センターとボトムの2ピースに分割されたリアデフューザー、リアウイングレットなど。

 これらはボディカラーに完全にマッチさせることももちろん可能であるし、また好みによってはカスタマーの希望どおりの色にペイントすることもできる。リアのテールパイプもハーマンのオリジナル。それがどのようなBGMを奏でるのかは、実際にそれが装着されたM4コンペティションとの遭遇を待つほかはない。

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