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【チェーンソーに一輪車】山小屋生活をはじめてわかった便利アイテムを紹介します【おとなの山遊びVol.9】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • チェーンソーのイメージ
  • 焼却炉のイメージ

例年よりも早い雪解けで早々に作業を再開

例年なら3月末まで雪に埋もれている僕らの山。ところが今回は開拓がスタートして以来の雪の少なさで、2月の中旬には日陰など一部を除き解けてしまった。積雪は最大30cm程度でスノーシューを履くこともなく、それはそれでイマイチ不完全燃焼なオフシーズンだったが、早い時期からさまざまな作業を再開できるのはラッキーだ。というワケで今回はとくに使用頻度の高い道具を紹介してみたい。登山やキャンプでは馴染みが薄いかもしれないが、山林を切り開いたり維持するには必須なモノばかりである。

あると便利なアイテムその1:チェーンソー

まずは何といってもチェーンソー。それなりに太い木を伐採できるサイズから枝打ち用の小さいタイプまで、いつの間にかエンジン式とバッテリー式を合わせて4つに増えていた。

まさか人生でチェーンソーを使う日が来るとは想像すらしておらず、最初は経験のある知人に指導を受けながらおっかなびっくり使っていたが、2年も続けていれば目立てなどのメンテナンスを含めだいぶ慣れてくる。

自分は静かで始動もカンタンなバッテリー式が好み。18Vで40ccのエンジン式と遜色ないパワーを誇る製品もあり、個人で所有するのはすべてバッテリー式で統一しようかと考えている。

あると便利なアイテムその2:レーキ

続いては長い柄の先にツメが付いたレーキだ。雪が降っていない時期はひたすら落ち葉との戦いで、2カ月もこの作業をサボるとすぐ元の荒地に逆戻り。落ち葉が多いと地面の湿気がいつまでも抜けず、虫の温床になったりカビの原因になったりする。木をもう少し伐採して落ち葉の量が減るまでは、使用頻度ナンバーワンの座は揺るがないだろう。

あると便利なアイテムその3:焼却炉

もうひとつ落ち葉の処理に欠かせないのが焼却炉。山火事を考えると地べたで燃やすのはリスクがあるため、120Lのステンレス焼却炉を3万円ほどで購入した。ロストルと灰かき棒はアッという間に熱で歪んでしまったものの、本体は訪れるたびガンガン酷使しているにもかかわらず変形ナシ。作業する人数が多ければ、もうひとつ増やしてもいいくらいだ。

焼却炉のイメージ

あると便利なアイテムその4:一輪車

ほかに使用頻度が高いのは運搬用の一輪車。レーキで集めた落ち葉やチェーンソーで細断した木は毎度のことだし、ファイヤピットを作るときは下の沢から砂や石を積んで何往復もした。凹凸が多い場所でもスムーズに転がり、作業の効率アップに欠かせないアイテムといえる。

あると便利なアイテムその5:斧やナタ

最後はこれまた何かにつけて使う斧やナタ。チェーンソーと同じく用途ごとに買い足し、いつの間にやらすごい数になってしまった。薪割りに薮払いに枝落としにバトニングなどなど、山に行ってひとつも使わない日はないくらいだ。なお大半が銃刀法の基準となる刃体の長さ6cmを超えており、違反にならないよう持ち運ぶたびに梱包するのも面倒なので、すべてディスプレイを兼ねてログハウスに置きっぱなしである。

* * *

ほかにも揃えた道具はたくさんあるが、作業でよく使うベスト5を紹介した。今年もより快適な秘密基地を目指し、時間が許す限り山に通い詰めようと思う。

  • チェーンソーのイメージ
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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