「なぜプレリュードじゃない?」という声にお答えしますわ
一部のクルマ好きの方からは、「なぜプレリュードではないの?」とか、「プレリュードを選ばないのは民意と違う」などというご意見も見受けられますわね。
でも、もしこれが人気投票だったなら、スタイリッシュで走りもいいプレリュードが選ばれていたと思いますわ。というのも、そもそも投票される方は、すでにクルマに関心の高い“クルマ好き”の方が多いですもの。そうでなければ、わざわざ投票はなさいませんわよね。
プレリュードは間違いなく、2025年を象徴するクルマの1台ですわ。ただし、2025年販売されたクルマの販売台数ベスト10には入っていません。なぜでしょう? クルマは、クルマ好きの方だけのものではありませんのよ。
クルマ好きでなくても必要に迫られて乗る方はいらっしゃいますし、選び方もじつに多様ですわ。わたしたち選考委員は、年間を通じて数多くのクルマに試乗し、あらゆる角度から評価を行いますの。クルマ自体の存在価値、存在意義、デザイン、乗り心地、走行性能、先進装備、広さ、価格、市場での販売台数、そしてそのクルマに乗ったときの幸福度……。
だからこそ、選考はとても難しいのですわね。でも同時に、とても楽しくもありますの。
今回は選考委員全員が、10台すべてにコメントを寄せましたわ。それらは「日本カー・オブ・ザ・イヤー」公式ホームページに掲載されていますの。もちろん、わたくしのコメントもございますので、ぜひご覧になってくださいませ。さらに、開票日当日の選考委員による30秒コメントもご覧いただけますわ。イヤーカーが決定してホッとする反面、どこか少し寂しい気持ちにもなりますわね。
クルマやバイクの色で選ぶ「オートカラー・アウォード」
そしてその後、クルマやバイクのボディカラー&インテリアカラーに特化した、一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)主催の「オートカラー・アウォード」の取材にも伺いましたわ!
こちらでは選考委員ではありませんが、2日間にわたり、初日はノミネートメーカーによる公開プレゼンテーション、翌日は結果発表と表彰式が行われましたの。会場は「東京国際交流館プラザ平成」。2025年の印象は、色味が少し地味め……。よく言えば落ち着きのある、今どきの“くすみカラー”ですわね。
11社・14台のモビリティがノミネートされ、グランプリはヤマハ発動機株式会社の「YZF-R3/YZF-R25 マットパールホワイト」、準グランプリはレクサス ESの「SOU(蒼)」と「アオタケ」でしたわ。色好きのわたくしとしては、こちらも見逃せないアワードですの!
というわけで、2026年もクルマとクルマのボディカラーに注目してまいりますわ。2026年はどんなクルマが登場し、どんなクルマが選ばれるのか……今から楽しみですわ〜〜〜。













































