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「スバル・インプレッサGC/GD編」’90〜’00年代モデルを末永く乗るためのポイント公開

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  • スバル、インプレッサ、インプレッサGC&GD、メンテナンス、ガレージKM1

これから買う人も知っておきたい
要注意メンテナンスポイントとは

車齢15〜20年超のクルマが増えてきたこともあり、メンテナンスのポイントも変わってきたというスバル車。しっかりと車両点検を行なってメンテナンスすれば、末長く現役で乗ることができるというワケで、旧世代のスバル車を得意とする「ガレージKM1」に、そのポイントについて聞いてきた。
現オーナー然り、いま人気上昇中の中古車を狙っている人も要チェック。スバル、インプレッサ、インプレッサGC&GD、メンテナンス、ガレージKM1

 

純正部品の耐久性や構造の違いで、現行モデルとは異なるメンテナンスメニューが必要となるGC/GD世代のSUBARU インプレッサ。とくにGC/GD系は競技前提に作られた世代であるため、現行車よりも耐久性の高い部品が使用されている部分もあるようで、しっかりとメンテナンスすれば長く乗り続けることができる。では、どこを注意すべきなのか。
それは、燃料フィルターをはじめフロントのハブベアリング、シフトブッシュなど。見落としがちであり、”クルマは消耗部品の集まり”と話す「ガレージKM1」の緒方代表によれば、オイル交換のタイミングで下まわりを点検してくれるショップとの付き合いが重要だという。
「ガレージKM1」では、メンテナンス時期を迎える前に見積もりを作成し、次のタイミングで必要な作業内容をお客さんにお知らせする。そうすれば、あらかじめ心構えやメンテ貯金をしておけるからだ。
10万kmでもきちんとメンテすれば、さらに10万km乗ることも可能。せっかくのハイパワーAWDに乗っているのだから、楽しんで乗ってほしいとのこと。”メンテナンス不良でクルマを壊してしまうのは恥ずべきである”と認識してほしいと語る。
また、運転の仕方で寿命を縮めてしまうことも。「ガレージKM1」では、そうした部分も含め、同社が主催する無料ドライビングレッスンを積極的に開催している。走り込むことで、匂いや音に敏感になり異常を早期発見できるスキルも身に付くそうだ。他にも各部の寿命を延ばせるような運転テクニックを備えることもできる。

 

ここを注意!トラブルもこまめなチェックで未然に防止】

リアデフのすぐ横を排気管が通るGC/GDインプレッサで多いトラブルは、熱の影響でリアデフからのオイル漏れが発生するケース。オイル切れで走行不能になることもあるので、ここはシール交換で対策しておきたい。スバル、インプレッサ、インプレッサGC&GD、メンテナンス、ガレージKM1

 

ここを注意!【ドライブシャフトの摩耗】

燃費や静粛性に大きな影響をおよぼすフロントハブベアリングは、装着状態での点検は難しくドライブシャフトを抜く作業が必要。経年変化でハブのすり減りが起こる純正ハブを、強化ハブへ交換することを推奨している。
ベアリングのみ交換が可能となるほか、耐久性も大幅に向上できるようだ。

 

ここを注意!【ひと昔前のスバル車では定番メンテポイント】

’90年代までのスバル車では“水平対向エンジンの宿命”とまでいわれたロッカーカバーからのオイル漏れが発生する。これはあらかじめ塗られている液体ガスケットが飛散してしまうためで、ロッカーカバーを取り外して再度液体ガスケットを塗布して対処したい。スバル、インプレッサ、インプレッサGC&GD、メンテナンス、ガレージKM1

 

ここを注意!【シフトレバーがガタガタするのは!?】

インプレッサ(GC/GD系)のシフトリンケージブッシュは、経年とともに劣化するケースの多い箇所。
ここがダメージを食らうになると、シフトが入っているのにまるでニュートラル状態かのようにシフトがガタガタと動く。その場合は、シフトリンケージブッシュを新品に交換したい。

ここを注意!【タイミングベルト交換時にオイルポンプもチェック】

タイミングベルトカバーから大量のオイル漏れということがある。タイミングベルトを交換するならば、同時にチェックしてほしいのがオイルポンプ。「ガレージKM1」ではポンプを確認し、問題がなければ再利用するそうだ。スバル、インプレッサ、インプレッサGC&GD、メンテナンス、ガレージKM1

 

ここを注意!【見落としがちな燃料フィルターの交換】

意外と忘れられがちなポイントが燃料フィルター。
写真は7万8000km走行のGC8インプレッサの燃料フィルターだが、薄いピンク色のハイオクガソリンがご覧の状態に。詰まるとパワーダウンが発生することもあるので、ハードに走る人は2万kmごと、一般的な走らせ方でも4万kmまでに交換しておきたい。「ガレージKM1」オリジナルのマグフィルターは、強力磁石と大型ろ紙の採用で浄化性能をアップさせた。

ここを注意!【クラッチをいたわる乗り方の改善も必要】

レアなケースではあるが、画像はクラッチ板が完全に剥離してしまっている状態。
クラッチの場合、徐々にフィーリングの変化で交換時期を感じ取ることができるが、クルマに負担をかけない、ていねいな運転を心がけることも大切だ。スバル、インプレッサ、インプレッサGC&GD、メンテナンス、ガレージKM1

 

Garage KM1
TEL0533-72-5084
http://www.km1.jp
オーナーと一緒にクルマの事を考えてくれる頼れるスバル専門ショップ。無料ドライビングレッスンの開講でドライビングスキル向上にも積極的で、サーキットレッスンをはじめ、本格的ドライビングシミュレーターでのレッスンも実施している。
SUBARUを知り尽くす元ディーラーメカニックの緒方代表ならではのメンテナンスメニューやオリジナルパーツで、ウイークポイントを解消する。スバル、インプレッサ、インプレッサGC&GD、メンテナンス、ガレージKM1

 

(リポート:スバルマガジン編集部)

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