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アメリカの職人が作り上げた、レクサスISから240SXまで「VIPな日本車カスタム・後編」

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USを代表するショップ渾身の作品は、
ボディメイク&足回りで個性全開の6台

足回りのスペシャリストとして「TディメンドUSA」としても活躍。アメリカを代表するボディメイクのスペシャリスト、Sam Hagenが率いるショップ「セントラルパイン」で作り上げたカスタマイズ車両を2回に渡ってご紹介。
前編ではインフィニティとレクサスのみ紹介したが、後編では240SXやミアータなど、全6台をお見せしましょう。

ビス留めフェンダーで雰囲気全開なレクサスIS

【2009y LEXUS IS350】

日本でもVIPというよりスタンスなどで人気の20系レクサスIS。それはアメリカでも同じで、オーナーのAdryはスポーティなスタイルでドレスアップを楽しむ。
その方向性が現れているのが、前後のオーバーフェンダー。これは「Clinched」という現地メーカーのワイドキットで、ビス留めスタイルでスパルタンなムードをアピールする。大量のメタリックを配合したブラックボディはコントラストが強烈で、ワイドフェンダーのマッスル感を後押ししている印象も受ける。
足まわりは。車高調をベースにエアバッグを合体させたハイブリッド仕様。エアサスよりもキビキビとした乗り味が得られると同時に利便性も高めた。US VIP、VIPスタイル、セントラルパイン、インフィニティ、レクサス、Tディメンション、エイムゲイン

ホイールは「Ifoged」のメッシュタイプ。フェンダーの恩恵もあって、フロントも深リムとなる。

 

 

凝った足まわりで走行性も向上

【2011y INFINITI M37S】

見慣れぬフロントバンパーは、日本でも密かに人気がある純正エアロパッケージのもの。
ノーマルよりも丈があるため視覚的に低く見えるのがポイントで、無理のないローダウンでも迫力をアピールできている。足まわりは「Tディメンド」の車高調やアームで強化。この程よい車高を生かして、街を颯爽と駆ける。

そして、ブラックアウトされたフロントグリルも、純正エアロバンパーにマッチ。ホイールは20インチで、「ワーク」の『ヴァリアンツァT1S』を履く。また、ブレーキはローターやパッドを社外品で強化。

 

 

足はチョイ過激も、元祖系を踏襲

【1991y LEXUS LS400】

“日本のVIPを楽しみたい”と語るのは、アウディのディーラーメカニックであるAustin。
それだけでも日本人からすると面白い(ある意味で自由)が、20系レクサスLS前期が愛車というからさらに痛快だ。しかも、ボディはツートンカラーで、足もとに目をやると日本のホイールメーカー「ワーク」の『イミッツ』を、鬼のキャンバー角を描きながらセット。冒頭のコメントが嘘でもリップサービスでもないことは、このスタイルをみれば一目瞭然だろう。

悪路の多いアメリカでは心配だが、車高調で鬼キャン&ツラウチにセッティング。
エアロは、「シックスセンス」を装着する。ボディカラーは、下部分のみ青みがかった濃いガンメタで塗り分けたツートン仕様とした。

US VIP、VIPスタイル、セントラルパイン、インフィニティ、レクサス、Tディメンション、エイムゲイン

 

 

VIPではなくても仲間が集まる場所

【2003y INFINITI G35】

日本人的な価値観だと”VIPの取材なのになぜ2ドアのスカイライン?”と思うだろうが、同じJDMのカーカルチャー好きということで、チューニング系オーナーもお店に出入りするのはUSでは普通のこと。カテゴリーに捕らわれないのがアメリカなのだ。
まして「セントラルパイン」のように、ボディや電装加工といったワンオフを手掛けてくれるお店は、彼らにとってはありがたい存在。スペックを見ればわかるように、エンジン関係を中心にチューニングが施されている。
日本ではV35スカイラインでここまで仕上げる人が少なくなっているため、とても興味深い。インテリアに愛する子供の写真を飾っていたことも素敵だった。

 

 

VIP要素を2ドアクーペに踏襲する

【1998y NISSAN 240SX】

オーナーのEricのご両親は日本人。しかし、彼自身は生まれも育ちもアメリカということで、クルマに対する感覚も完全にアメリカナイズされている。その証拠に”カッコ良いクーペでVIPを作りたかった”というのが、日産240SXを選んだ理由だ。
ドリフトするワケでもなく、シャコタンでのストリートライドを楽しむのが彼の狙い。現地のチーム、PURE VIPのメンバーであることからも、EricがいかにVIPに夢中かが分かるだろう。

独特のメッシュデザインで注目されていた「ワーク」『カービングヘッド』が自慢。
『ネックパッド』も一般的なVIPブランドではなく「BRIDE」で製作していることが、この240SXへのこだわりの証しなのだ。

 

 

独創性こそUS的価値観

【2000y MAZDA MIATA】

日本でいうNBロードスターがVIPのカテゴリーに入ってくるとは想像できないだろう。
しかし、アメリカ人にとっては、人と被らない自分らしさを表現することが重要。だからこのようなスタイルもアリ、となるのだ。”人とは違ったもので、自分で少しずつ作り上げたかったからこれを選んだ”というのが、オーナーJerodの理由。外装は「ガレージベリー」のフルエアロ、内装は「EgoDaddy」によるフルリメイクと、独自解釈でのVIP道の探求が続いていく。

言葉通り、エアサスはワンオフによるシステムを搭載。どうすればVIP的な雰囲気が演出できるのか? それを考えながら、自らの手で自分らしいスタイルを彼はゼロから作り上げているのだ。

(リポート:VIPスタイル編集部)

 

 

 

 

 

 

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