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世界中の学生が参加する環境性と文化性を競う「EVデザインコンテスト」開催!

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

隔年開催の国際学生EVデザインコンテスト

一般社団法人 電気自動車普及協会(APEV)は、2013年から東京モーターショーの開催に合わせて「国際学生EVデザインコンテスト」を隔年で開催している。今回が4回目のとなる「国際学生EVデザインコンテスト2019」についての概要を発表した。

 

 2013年当初は「超小型モビリティ」に限定した「国際学生EV超小型モビリティデザインコンテスト」という名で開催していた。しかし、諸外国からのエントリーも多くなり、サイズの垣根を外したいという意向があり、前回から対象をEV全般とした「国際学生EVデザインコンテスト」として開催されている。
 毎回参加者は増えており、前回は16か国34校96チームの参加があり、国際色豊かなコンテストに成長している。

 記者発表会では、APEVの理事である山下敏男・国際学生EVデザインコンテスト2019実行委員長から、次世代を担う若者の育成を主目的としたこのコンテストの概要が説明された。

 今回のコンテストテーマは「ゼロエミッションEVの可能性を最大限に活用した未来のモビリティとその社会とのかかわりのデザイン提案」。単にクルマ(EV)のデザインだけではなく、社会・街・地域の人々・文化等との関わりも含めた環境デザインを募集することとなる。

 コンテストの参加資格は、2019年4月1日時点で18歳以上の学生。学校の種類は問わず、2~6名のチームでの参加も可能で、1校で複数チームの参加も可とする。
 エントリー費は無料。参加受け付けは2019年2月5日〜4月30日となる。5月末までに一次作品を提出、8月14日が二次作品提出締め切りとなっている。

 このコンテストは、一般的なコンペと違って、制作活動の進捗をSNSを活用して共有することとなっている。つまり、コンテストで競い合う相手の作品も見ることができ、その中で自身のアイデアをよりブラッシュアップしていくことができるというのが特徴だ。
 発表会では、過去のコンテストで上位入賞者の中から、現在実際にトヨタ、ホンダ、ダイハツ、日野で活躍している若手デザイナーが集まり、座談会を開催。この場でも、このSNSやワークショップでの活動を通じてお互いの作品を確認し切磋琢磨していったとなど、このコンテストの特徴的な点についても語られた。

 また、日野自動車の新事業企画部&コーポレート戦略部の松山耕輔主査から「モテるクルマから持たないクルマ?暮らしたい社会と新しいモビリティの役割」と題した記念講演が行われた。 ここでは、自動運転車両が普及していく時代の移動手段の多様化と移動の選択について語られ、これからのクルマの在り方を考えさせられる内容だった。

 さらにデザイナーに課せられる乗り物の魅力表現についても問われる内容となっていて、カーデザイナーを目指す若者にはとっても刺激ある講演であった。
 このコンテストの最終審査と表彰式は、これまで通り、東京モーターショーの期間に行われることとなる。今の若者たちが将来をどのように見つめ、街とクルマをどうデザインしていくのか、ぜひ注目していただきたい。

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