レクサス初のミニバン「LM」は1000万円超!究極のおもてなしをする4人乗り仕様を設定

レクサス初のミニバン「LM」は1000万円超!究極のおもてなしをする4人乗り仕様を設定

リアシートは冷蔵庫付き高級リビング

 レクサス初のミニバン「LM」が中国・上海モーターショーで世界初公開された。セダンから始まったレクサスの車種展開もここまで来たかという感はあるが、高級車ブランドとして相応しい風格と質感、装備を揃えていた。

 アジアにおいてSUVの次に来るブームは“高級ミニバン”と言われている。そのニーズにいち早く応えようと、今年の上海モーターショーで披露されたのがレクサス初のミニバン「LM」だ。ラインナップはLM350(3.5リッターV6)とLM300h(2.5リッター直4+ハイブリッド)の2タイプ。価格は未定だが、両車ともトヨタ・アルファード/ヴェルファイアの1.5倍程度とアナウンスされており、もはや1000万円超えは確実視されている。レクサス初ミニバンLMが上海モーターショーで登場!アルファード/ヴェルファイアを凌ぐ

 日本国内におけるアルファード/ヴェルファイアの販売価格は約338万~735万円。生産は日本で行っているため、東南アジアや国などでは輸入関税が加わって1000万円を超える“超高級車”として販売されてきた。しかし、クオリティを高めたミニバンということもあり、アルファード/ヴェルファイアは並み居るライバルを差し置いて、東南アジアの富裕層を中心に大人気。特に中国では、富裕層の象徴としてその存在を知られるまでになっている。

 「LM」は、そんな背景の下で登場したと言える。発表資料によれば、「LM」は“ラグジュアリームーバー”の意味を持つモデル名。基本はアルファード/ヴェルファイアではあるが、レクサスならではの”心地良いおもてなしのエッセンス”を盛り込んだ仕様となっている。

 最大の特徴は”2列シート4シーター(4人乗り)”であること。ミニバンとしても最大級の居住空間を持ちながら、そのほとんどをリアシートのために割いている。フロント2席とリアシートは、26インチ大型液晶モニターが組み込まれたセパレーターで仕切られており、この仕様からも「LM」は運転することを目的とするクルマではなく、運転手付きのクルマで後席移動するVIPのためのクルマであることがわかるはずだ。ただ、発表ではラインナップとして3列シート7人乗り仕様も用意されるという。レクサス初ミニバンLMが上海モーターショーで登場!アルファード/ヴェルファイアを凌ぐ

 見逃せないのはセパレーターがBlu-rayが再生できるAVボードとなっていること。車内には高級オーディオ「マークレビンソン」による19スピーカーのプレミアムサラウンドサウンドシステムが配置され、2層式騒音低減ガラスの採用とも相まって“動くリスニングルーム”を提供。さらに中央部にはワインセラーとしての役割も果たす約14リッターの冷蔵庫を装備し、シャンパンを片手に好きなAVソースを楽しめるわけだ。レクサス初ミニバンLMが上海モーターショーで登場!アルファード/ヴェルファイアを凌ぐ

 シート仕様もこれまでにない豪華仕様。マッサージ機能を組み込んでいるだけでなく、サードシートがないだけにリクライニングもフルで行える。そしてシートとシートの間には、インフォテイメントシステムやエアコンのスイッチ用パネルを装備。ここにはマッサージ機能のスイッチも含まれるだろう。レクサス初ミニバンLMが上海モーターショーで登場!アルファード/ヴェルファイアを凌ぐ

 エクステリアもレクサスらしさに満ちあふれたもの。レクサスの象徴でもあるスピンドルグリルを採用するが、その面積はレクサス最大級。サイドビューにもメッキを多用し、ラグジュアリーさを演出している。ヘッドライトやテールランプも「LM」独自のデザインだ。

 ボディサイズはプロトタイプの参考データとして、全長5040×全幅1850×全高1945mm、ホイールベースは3000mm。アルファードと比較すると全長が約10cm伸びているのみ(ホイールベースは同じ)。この差は、おそらく前後バンパーの形状の違いによるのと推察される。

レクサス初ミニバンLMが上海モーターショーで登場!アルファード/ヴェルファイアを凌ぐ ただ、出展車両で意外だったのは、ホイールが17インチだったこと。これが見た目で地味な印象となっていたのだ。コンセプトモデルとして登場したいるわけで、それならば20インチぐらいを履かせて足元をビシッと締めて見せた方が良かったと思ったのは私だけだろうか。

 ここで気になるのは「LM」の日本国内での販売。現地で確認すると「現時点で日本市場投入の予定はない」ということで、主な販売エリアは中国や東南アジアとなり、発売は2020年前半頃を予定しているという。生産は日本で行うが、東南アジア向けであれば日本と同じ右ハンドル仕様となる。日本での販売に問題はないはずだが、それはブランド価値が少しでも高く認めてもらえる日本以外での販売を優先するということかもしれない。


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