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ロードスターだけじゃない! パーツ再生産で延命が約束された旧車とは

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)

R32GT-Rは100点以上の部品がリストアップ

 2017年12月にマツダから初代ロードスターのレストアサービスが発表され、昨年9月にはレストア1号車が完成したというニュースも記憶に新しいところ。さらにレストアだけでなく、すでに生産が終了していた部品の再生産も次々と発表されており、どんなに新しいモデルでも20年以上が経過している初代ロードスターオーナーにとってはありがたいことこの上ないサービスとなっている。

 走る、曲がる、止まるに必要な部分のパーツはもちろん、フロアマットや純正アルミホイールなど、新車当時の姿を取り戻すためには必要不可欠なパーツも再生産されているほか、今までは単体の供給がなく、交換しようと思ったらガラスごと注文するしかなかった(アフター品はあったが)サイドウインドウのガイドローラーが単品で設定されるようになるなど、時代に合った改良がなされている点も喜ばしいところだ。

 そんなロードスターはメーカーがレストアごと請け負うということで話題の中心となってはいるが、実はパーツの再生産を大々的に打ち出している車種はほかにも存在している。そのひとつが日産の第2世代GT-Rと言われるR32、R33、R34のスカイラインGT-Rだ。

「NISMOヘリテージ」と名付けられたその活動は、日産自動車、NISMO、NISMO Carsディビジョン(オーテックジャパン内)とサプライヤーとが共同で製造廃止となった純正補修部品の復刻生産を検討し、日産のパフォーマンスカーを少しでも長く乗り続けられるようサポートする活動であり、主に走行に関わる重要な部品を中心にリリースしている。

 そのため、ホースやチューブ類といったゴム製品やハーネスなど、アフターパーツではフォローできないものが優先されているが、フロントバンパーのような大物も一部復刻生産されており、R32用は100点以上の部品がリストアップされているのだ。

 また、ホンダの軽オープンであるホンダ・ビートもパーツの再生産がなされているモデルのひとつ。こちらも経年劣化が激しいゴム類などのパーツが中心となってはいるが、長く愛用しているユーザーにとってはありがたいことだろう。

 ただ、ビートがほかの車種と異なるのは、生誕20周年を迎えた2011年に専用純正アクセサリーパーツを新たに発売したという過去だろう。再販ではなく新アイテムをリリースしているのである。
 その内容は専用オーディオやスポーツサスペンション、フューエルリッド、ハーフボディカバー、フロアマット、エンブレムと多岐に渡っていた(現在は販売終了)。そんな過去があったからこそ、現在のパーツ再生産につながったのかもしれない。

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