マツダ・ボンゴブローニイが9年ぶりに復活! 新型はトヨタ・ハイエースのOEM車

マツダ・ボンゴブローニイが9年ぶりに復活! 新型はトヨタ・ハイエースのOEM車

トヨタとの資本提携で車種設定を効率化

 2018年6月に商用小型2ボックスバンのトヨタ・プロボックス/サクシードを新型「ファミリアバン」として発売したマツダが、今度は1BOXバンのハイエース/レジアスエースをトヨタから調達。新型「ボンゴブローニイバン」として、5月13日に発売する。

 ボンゴブローニイといえば1BOXバン「ボンゴ」のロングバージョンという位置付けで、3代目ボンゴをベースにした最初のモデルは1983年、同じく4代目ベースのものは1999年に発売されたが、2010年夏、排ガス規制強化を機に生産を終了。ベース車の4代目ボンゴは現在も生産・販売が続けられているが、ボンゴブローニイは約9年にわたりマツダ車のラインアップから姿を消していた。マツダ・ボンゴブローニイが9年ぶりに復活

 だがマツダは2015年5月、トヨタと業務提携に向けた覚書を交わし、2年後の2017年8月には業務資本提携に関する合意書を締結。具体的な合意内容として「商品補完の拡充」が挙げられており、このなかで「既に北米においてマツダからトヨタにコンパクトセダンを供給しております。これに加え、日本においてトヨタからマツダに小型商用2ボックスバンを供給いたします。またこれ以外においても今後グローバルに商品補完の可能性を検討いたします。」と名言されている。マツダ・ボンゴブローニイが9年ぶりに復活

 ここにある「コンパクトセダン」が、メキシコ生産のマツダ2(=デミオ)セダンをベースとして2016年モデルよりサイオンiA、現在はトヨタ・ヤリスiAとして北米で販売されているモデルであり、「小型商用2ボックスバン」が前述のトヨタ・プロボックス/サクシード=マツダ・ファミリアバンというわけだ。マツダ・ボンゴブローニイが9年ぶりに復活

 このほか、間もなく日本でも世代交代を迎える現行マツダ3(=アクセラ)のハイブリッド車には、トヨタより供給を受けたTHS2が搭載されている。

 なお、北米仕様トヨタ・ヤリスハッチバックを、2020年モデルよりマツダ2(=デミオ)5ドアをベースにしたOEM車とすることが、今年4月1日に発表された。マツダ・ボンゴブローニイが9年ぶりに復活

 そして、今回のハイエース/レジアスエース=ボンゴブローニイバンである。

 ハイエース/レジアスエースとの違いはエンブレム類のみと言ってよいが、ボンゴブローニイのモデル構成は極めてシンプル。ボディタイプはロング・標準幅・標準ルーフのみで、エンジンは2WD(FR)車に2リッターガソリン、4WD車に2.8リッターディーゼルが搭載され、トランスミッションは全車6速ATのみ組み合わされる。グレード構成はトヨタと同じく、標準タイプの「DX」と、上級グレード「GL」の2種類だ。マツダ・ボンゴブローニイが9年ぶりに復活

 なお、ボンゴブローニイバンの「DX」にはハイグレードタイプのホイールキャップが装着され、同じく「GL」にはLEDヘッドランプが標準装備。また4WD車は、ハイエース/レジアスエースではオプション設定の寒冷地仕様が標準となっている。マツダ・ボンゴブローニイが9年ぶりに復活

 価格は「DX」の2リッターガソリン2WD車が242万1360円、2.8リッターディーゼル4WD車が338万7960円、「GL」の2リッターガソリン2WD車が264万8160円、2.8Lディーゼル4WD車が359万4240円。

 商用車の自社開発・生産を終了し、乗用車に経営資源を集中させる方針を決めたマツダだが、マツダの乗用車がより魅力的になるだけではなく、トヨタが得意な商用車をマツダのディーラーでも買えるようになるというのは、ユーザーにとってはむしろ歓迎すべきことといえるだろう。


画像ギャラリー