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長距離ドライブで高齢者の疲労を軽減する5つのポイント

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TEXT: 広田ボコ  PHOTO: Auto Messe Web編集部

クルマは乗っているだけで疲れる

 長距離ドライブは明るく楽しく行きたいものですよね。しかしみんなが疲れてしまって、車内が険悪ムードに…なんていう事態も、よくある一幕。特に高齢の方はロングドライブで強い疲労を感じやすいものです。今回は、高齢の方との長距離ドライブのために、気軽に取り入れられるアイテムや対策をご紹介いたします。

 年齢にかかわらず、長距離ドライブはドライバーだけでなく同乗者だって疲れますよね。それは、一見「座っているだけ」でも、実は、常に前後左右上下に揺さぶられながら体を支えている状態だから。地味に、しかも着実に疲れます。それが長距離ドライブです。ましてや足腰や体幹が弱っている高齢者の方は、さらに疲れます。「座っているだけだから大丈夫」とはいかないことを、心得ておきたいところです。

サポートクッションで乗り心地アップ

 さて、そんな長距離ドライブですが、いろいろなアイテムや対策を工夫することで、よりラクに楽しく過ごすことができます。

 まずはサポートクッション。昨今のクルマのシートはとても快適ですが、それでも「万人にぴったりサイズ」とはいかないものです。そこでお尻や腰、背中などを支えてくれるクッションが市販されています。

 座面用、腰用、首用などパーツ別になったコンパクトなものから、愛車のシートをバゲットシートのように変身させる大きなものもあり、用途や悩みに合わせて選ぶことができます。
クッションを何種類か積んでおいて、体調に合うよう調整しながら姿勢を整えるのもおすすめです。

足置き、フットレストで安心感をプラス

 身長の低い高齢者の方は、座面の高さやシートの角度が合わず、疲れにつながることもあります。そこでおすすめなのが、「足置き」や「フットレスト」。安心感のある姿勢を保ちやすくなります。

 また、身長とは関係なく、同じ姿勢で足を下ろしっぱなしにしていると、いわゆる「エコノミークラス症候群」などのリスクが増してしまいます。クルマに足置きを常備しておけば、みんなが時に応じて足を上げ、姿勢を変えて血流が滞るのを防ぐことができます。

 物入れに使えるボックスタイプや、空気を入れて使うクッションタイプ、前のシートに吊り下げて使う”足のハンモック”のようなタイプなど、様々なものが市販されているので、家族のスタイルに合うものを探してみてはいかがでしょうか。

アシストグリップで乗車中と乗り降りの負荷軽減

 高齢の方が後部座席に乗る場合、とても気軽に導入できるのがアシストグリップ。いわば「手すり」です。前の席のヘッドレストにかけて使えるものが多く市販されているので、比較的安価に取り入れられ、しかもその効果は抜群。

 まず乗車中の揺れで疲れてしまう場合は、手すりにつかまり体を支えることができます。もう1つ、とても役立つのが乗降時。高齢者の乗り降りに負担を感じるのはよく知られた話ですが、実は深く座ったシートから「体を起こす」瞬間もなかなかの難関。目の前にグリップが付いていることで、無理なく体を起こすことができます。

意外に疲れる「紫外線」から身を守る

 窓から差し込む日差しも、知らず知らずに体力を消耗させてしまいます。サングラス、帽子などのアイテムを使って紫外線から身を守りましょう。クルマの窓にフィルムを貼ってUVカットガラスにするのが難しい場合は、サンシェードなどを使うのもひとつの手段です。ただしサンシェードをフロントガラスや前席サイドガラスに付けるのは違反。大変危険なので、後部座席のみで使ってください。

安全&エコなやさしさ運転

 最後になりましたが、究極のアイテム(?)は、なんといってもこれ!急発進、急ブレーキなど急な動作は御法度! やさしい運転がなによりの疲れ予防です。さらにワインディングロードを避けたり、頻繁に休憩を取れるルートを選んだりするのも効果的。しっかり休憩を取りながら、みんなが疲れない明るく愉快なドライブを楽しんでください!

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