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キャンプのBBQを優雅にする!忙しない焼肉に代わるボリューム肉料理

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TEXT: 大森弘恵  PHOTO: 大森弘恵

焼くのが慌ただしい薄いバーベキュー用の肉

 バーベキューが楽しい季節になった。クルマに荷物を積み込んで、家族や仲間と出かけるのはワクワクするが、現地に到着してから食べ始めるまで、準備も片付けも結構手間がかかる。

 スーパーで「焼き肉用」と記された肉は薄くカットされており切り分け不要。少量ずついろいろな部位がセットになったものは、味比べができるのが楽しみだ。半面、薄く切られているので火の通りが早く、食べ頃を逃さないようバーベキューコンロの前を離れられない。

 この慌ただしさを解消するのが、ステーキ肉やブロック肉を使ったバーベキューだ。厚みのある肉は火の通りが遅いけれども、焼き上がったものを切り分けて、落ち着いて食べられる。なによりも食べ盛りの子どもの満足度が高いのだ。

 厚手の肉はコストがかかりそうに思えるが、安い赤身肉でもいい。自宅でタレに漬け込んでおけばタレの力でしっとりやわらかくもなるのだから、厚くて安くて美味くもなる。

焼肉のタレを使って肉を下準備する

 タマネギやフルーツに含まれる酵素や酸、ヨーグルトの乳酸は肉をやわらかくする力がある。細かく刻んだタマネギやフルーツに肉を漬けるだけで、硬い肉も柔らかくなるのだ。とは言え、野菜を刻む手間がかかるしと思う人は、時間とコストを考えると結局ワンランク上の肉を購入したほうがいい場合もある。

 そんな時、便利なのが「焼き肉のタレ」かもしれない。肉の繊維をほぐすフルーツや酢、そして保水力を高めてしっとりさせる糖分が含まれている。食材を集めて切る作業も不要なので、安価な肉を低予算でおいしくする下準備としては好都合なのだ。

 下準備といってもカンタン。肉を入れたファスナー付きビニール袋に焼き肉のタレを注ぐだけ。酢と砂糖を使うマリネ液(市販のフレンチドレッシングで代用可)やヨーグルト、塩麹、味噌なども同様の効果がある。味付けを兼ねて数種類の漬けダレに漬けておくとバーベキューでの味わいも単調にならずにすむ。

 漬け時間は30分以上なので炭をおこしている合間に準備できるが、自宅で漬けてから出発すれば現地で出るゴミが少なくなるというメリットもある。ゴミ持ち帰りのキャンプ場やバーベキュー場なら断然この方法が便利だろう。

現地では焼くだけでソースの準備不要

 焼き肉のタレやマリネ液で味が付いているので、現地では焼くだけ。漬けダレをペーパーで軽く拭き取り、炭火が直接あたらない位置に肉を置く。あとはフタをしてじっくり焼けばいい。バーベキューコンロにふたがなければ、アルミホイルを2〜3重にして肉の上にかけておくことで代用できる。

 味が染みこんでいるので、漬けダレ用の小皿は不要。ただし、味付けの好みがあるので、塩・コショウなど基本調味料のみ用意しておくと安心だ。

 肉の厚みや火力、天候(気温・風)によるが、焼き時間は40〜60分。焼いている間にサラダやスープの準備を整えておけばいい。

 1〜2人が焼き係に専念しかねない焼き肉バーベキューとは異なり、全員がテーブルについてゆっくり食事を楽しめる漬けこみバーベキュー。一度試してみてはいかがだろう。

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