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ポルシェ新型911のエントリーモデル「カレラ」 グレードラインアップが充実化

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: porsche

コネクテッド機能に最新のウェットモードを設定

 今回発表された新型911カレラ/911カレラ カブリオレ。ポルシェ911シリーズのエントリーモデル的な位置付けだが、伝統と革新の融合を果たした新世代ポルシェの魅力は存分に味わうことができる。ポルシェ911は時代を越えて進化を続けるスポーツカーのアイコンであり、1963年に初代が誕生して以来、世界中で愛されている。登場から半世紀を経て8世代目に生まれ変わった現行型は、長い歳月をかけて磨かれた価値と、世代を越えて認められる価値を兼ね備えたモデルとして注目を集めている。  

 2018年11月に911カレラS/カレラ4Sが、2019年1月にはオープンモデルの911カレラSカブリオレ/カレラ4Sカブリオレが登場していたが、今回はベーシックモデルである911カレラおよび911カレラカブリオレが追加され、これにより第8世代となった911シリーズのモデルレンジが拡充されたことになる。  

 スタイルは先行して登場したS系モデルと同様に、誰が見てもひと目で911とわかるデザインを従来型から継承している。曲線や直線をよりシンプルに表現しながら、ワイドなボディを力強い造形で包み込むことで存在感溢れるスタイリングとしているのが大きな特徴だ。足もとにはフロント235/40ZR19、リヤ295/35ZR20のミックスタイヤを採用し、4輪ともに黒くペイントされた4ピストンモノブロックキャリパーと直径330mmのブレーキディスクが装着されている。

 車内は1970年代の911をモチーフとした水平基調としながら、よりワイドな印象が強まったダッシュボードを採用。その中央に10.9インチの大型モニターを備え、メーターパネルもセンターのタコメーター以外はデジタル化するなど、ドライバー中心の思想を守りながら先進性を巧みに融合したものとなっている。  

 ベーシックモデルとはいえスポーツカーの真髄が存分に味わえるのも911カレラ(カブリオレ)の魅力だ。パワーユニットは、先代型より11kW(15PS)ほどパワーアップを果たし、283kw(385PS)を発生する3リッター水平対向ツインターボエンジンを搭載。新開発の8速デュアルクラッチトランスミッションのPDKとの組み合わせによってパフォーマンスを効率よく引き出し、0-100km/h加速は4.2秒、最高速度は293km/hを実現する(911カレラクーペ)。また、新欧州サイクル(NEDC)による燃費はクーペで9.0L/100km、カブリオレで9.2L/100kmとするなど、走り一辺倒にならず、時代の要請にしっかりと対応しているのも見逃せないポイントだ。  

 コネクテッド機能のPorsche Connectをはじめ、世界で初めて新開発のウェットモードを備え、さらに衝突被害軽減ブレーキや自動再発進機能付きアダプティブクルーズコントロールなどの先進安全運転支援システムを設定。こうした機能や装備が充実しているのも新世代911シリーズのトピックといえる。

 世界屈指のスポーツカーにふさわしいパフォーマンスを誇り、どんな状況でもドライバーを満足させる速さと操る喜びを実現。そのうえ、日常的なシーンで快適に使える実用性も兼ね備えている。911シリーズのベーシックに位置付けられてはいるが、その能力は大いに期待していいだろう。

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