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人数やスタイルで選ぶ! アウトドアの必需品「バーベキューコンロ」の選び方と活用法

投稿日:

TEXT: 大森弘恵  PHOTO: 大森弘恵

大型からコンパクトまで多種多様

 クルマでアウトドアに遊びにゆくと、日帰りであれ、キャンプ泊であれ、みんなで楽しむバーベキューがメインステージであることも多いでしょう。そのバーベキューに必要なもの、ひと口に“バーベキューコンロ”と言っても、コンパクトにたためてバックパックに入れて持ち運べるものもあれば、庭に備え付ける大型コンロまでサイズも種類も多種多様。どれを選ぶか悩んだら、人数やスタイルを考えてチョイスするといいでしょう。

 

スタイルで選ぶ

 テーブルの上に載せる「卓上バーベキューコンロ」は、椅子に座って落ち着いて食事と会話を楽しみたい人向き。卓上利用のためコンパクトなコンロが多く、グループ利用というよりは、ソロ(一人)やカップル、ファミリーに人気となっている。

 一方、地面にバーベキューコンロを置いて、その周囲を囲む立食スタイルはグループでのバーベキュー向き。そばにテーブルを置けば、ファミリーでも落ち着いて食事ができるなど応用力がある。

 調理する人と食べる人が分離しがちなのが難点だが、脚を短くできるコンロであれば、耐熱ローテーブルとチェアで周囲を囲み、卓上バーベキューコンロと同様に全員で調理をしながら会話を楽しめるため、最近のバーベキューコンロは脚の長さを変えられる2ウェイが主流だ。

 

サイズで選ぶ

 使用人数によって、必要な焼き面の広さが変わる。ソロなら20×20cm程度、2〜3人用は30〜35×20〜30cm、4〜5人なら40〜50×30〜40cm、6〜8人は60×30〜40cmが目安だ。

 本体がボックス型よりも、底のほうが狭い形(V型、半円柱など)であると木炭の量を抑えることができることも覚えておきたい。

 フラットにたためるものであれば、4〜5人向きの大きめサイズでもコンパクトカーに収納できる。しかし、コンパクト収納をうたったものの中には、組み立てが複雑なものも多いので要注意。できれば店舗で組み立て・収納体験をしてから購入したい。

 

機能で選ぶ

 バーベキューで苦労するのが、着火・火力調節・後片付け。木炭への着火が苦手な人は、思い切って電気やガスを使うバーベキューコンロを狙うのもアリだ。

 また、数は少ないが、木炭を使うバーベキューコンロでも電動ファン付きで、燃焼に必要な空気を送れるタイプもある。実際、木炭への着火は何度か経験を重ねると失敗の確率は下がる。年に5回以上バーベキューをするならこの機能は考慮しなくてもいいようにも思えるが、ファン付きは下部から静かに風を送るので灰が舞わず、スムーズに着火するため手間がかからない。ベテランでも重宝する注目タイプなのだ。

 火力調節は、棚の位置を変えて網の高さを変えられる、炭の少ない位置に網をスライドする、広い焼き面……のいずれかの機能で対応。網の高さ可変やスライドは、木炭との距離で火力を調節するもの。大量の食材を一度に移動できるので、グループでのバーベキューにあると便利な機能だろう。また、焼き網ごと移動できるため、炭を追加する際に重宝できる面もある。

 こうした機能がないバーベキューコンロも、炭の量を変えて高温・低温・保温エリアを作れば火力調整しやすい。木炭の熱量は高いので、広い焼き面(網)のほうが保温エリアを確保できるはずだ。

 そして後片付けでは、灰の後始末と網の処理、そして錆がネック。大抵、バーベキューコンロには落ちた灰を受けとめる深めの皿がある。この”灰受け”がスライド式など取り出しやすいものがベスト。灰受けごと落ちた灰を持ってキャンプ場の灰捨て場に向かえばいいのだから。

 網はこびりついた食材を炎で焼き切ればいい。大きくゆがんだら買い換えたいので、替え網が用意されているものであれば、長く使えるだろう。素材でいえばステンレス製は軽く、水洗いしても錆びる心配もないので、長く使いたいなら本体がステンレス製のものを選択。ただし、ステンレス製はスチール製よりも値が張る。予算の都合でスチール製を選ぶなら、きれいに水拭きしたらきっちり乾燥させてから収納したい。

 

付加価値

 フタ付きのバーベキューコンロは、ブロック肉を使ったローストビーフやローストチキン、そしてスモーク料理まで作れる。作れる料理の幅が広がるので、料理好きならフタ付きを選ぶといいだろう。フタに温度計をセットできるならなおよし。

 なお、付属の網ではなく、ダッチオーブンやスキレットを炭火にかけようと思うなら、耐荷重20kg以上のタフな作りのコンロを選択すること。

 また、オプションでピザ釜や鍋を釣るスタンドを付属したバーベキューコンロがある。「バーベキューコンロ=焼き肉用」ではなく、「バーベキューコンロ=多彩な炭火料理用熱源」と考えて、オプションを駆使するのもいいだろう。

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