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バイクが魅せる一瞬の美しさ 二輪写真家・大谷耕一が東京・大阪で個展を開催

投稿日:

TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: 大谷耕一

独自の目線で撮影された一瞬の光りとアングル

 二輪写真家・大谷耕一さんが”光とバイクが融合する瞬間”をテーマにした写真展「Synchronicity」を東京・銀座(10月31〜11月6日)と大阪・中之島(11月28日〜12月4日)のキャノンギャラリーで開催する。

 自分の眼を通し、脳裡に刷り込まれた感動的なシーンというものは、とても鮮烈で、例えようもないくらいに美しく、いつまでも記憶に刻まれているものだ。この感動的なシーンを他の人にも見せてあげたい、共有したい。そう思っても、実際は個々が持つ感性というフィルターが存在するため、お互いの感性のシンクロがなければ、同じ時間、同じ場所に立ち、同じ景色を見ても、おそらく同じようには見えない。

 この感性のシンクロを、カメラを通し、見る人を強力に同期させてしまう二輪写真家がいる。大谷耕一さんは、二輪専門誌を中心に活躍しているフォトグラファーで、専門誌ならではのこだわりの企画で要求される無理難題を1枚の写真で表現してしまうプロである。とくに雑誌の表紙やバイクの走りの撮影など、編集者の意図を伝え、ある程度自由に撮影してもらう場合ことがある。すると、そこに立ち会った人が見えない景色を作り、切り撮ってしまう。その写真を見て初めて気づき、その世界観に佇むバイクの美しさに息をのむこともしばしばだ。それは「写真」と言うより、「フォトグラフィー(光で描く)」という言葉が適切に思えてしまう。

 大谷さんの経歴の中心にあるのは、レースの世界だ。高校時代に鈴鹿8時間耐久レース(バイク)で写真撮影に興味を持ち、大阪芸術大学写真学科卒業後、レースカメラマンの大御所に師事。その後レースに強い二輪専門誌のとびらを叩き、社員フォトグラファーとしてキャリアを積んでいく中で、さらに深く魅かれるようになる。代表的な活動としては、ル・マン24時間耐久レースの作品が知られており、一日の中で光と空気と人間模様が刻一刻と変わる世界に惹きつけられ、20年間通い続けた。大谷さんが独自の視点で切り撮った作品の数々は、フランスのルマン市での個展開催や、同市美術館に永久保存される等、芸術先進国でも認められている。彼の国の人々の感性をも響かせ、その世界に同期させてしまっているわけだ。

 個展で紹介しているのは、フォトグラファー大谷さんの作品のほんの一部だが、一瞬を切り取る技術、光を操るさじ加減等、見るほどに我々バイク好きの感性へ揺さぶりをかけてくる。美しさに引き込まれ、なぜこのような撮り方をしたのか? と想いを巡らせ始めたなら、それはもう、あなたの感性が同期を始めている証拠。感じるほどに、強烈な力で引きずり込まれる大谷ワールドを、ぜひ直にその目で確かめ、感じてみてほしい。

大谷耕一写真展「Synchronicity」
”光とバイクが融合する瞬間”

【開催場所・期間】
CANON GALLERY銀座
2019 年10 月31 日(木)~ 11 月6 日(水)
10:30 ~ 18:30 ( 最終日15:00 まで)日・祝休館

〒104-0061 東京都中央区銀座3-9-7
トレランス銀座ビルディング1F

CANON GALLERY大阪
2019 年11 月28 日(木)~ 12 月4 日(水)
10:00 ~ 18:00 ( 最終日15:00 まで)日・祝休館

〒530-005 大阪市北区中之島3-2-4
中之島フェスティバルタワー・ウエスト1F

入場:無料

 

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