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レジェンド「のむけん」を父に持つ若手ドライバー、親から子へと継承するドリフト伝説

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TEXT: ストリートヒーロー編集部  PHOTO: ストリートヒーロー編集部

まずは“単走”でまさかのトップ!

 いよいよ最終戦の予選ともいえる“単走”が開始。緊張の時間が近づく。「楽しんで走れ」と声をかけ、スポッター席へと去っていった監督のむけん。あとは自分との戦いだ。でも、家族がいて、支えてくれる仲間がいる。決して孤独な戦いではない。 単走Dグループで走る圭市。チャンスは2回で、2本のうちベストスコアを採用する方式で、上位16位以内が追走トーナメントへ進出。1本目はコーナー手前でリアを逆サイドに向ける“振りっ返し”の後、いい角度で横に向いてコーナーに侵入する。そのまま指定ゾーン(必ず通過しなければならない場所、減点対象)もしっかりとクリアし、ドリフト状態で駆け抜けていく。親父譲りの魅せる走りを、いつの間にか掴んでいた。 結果は「98.45点」。そのジャッジに、観客席からも拍手が起こる。その時点で堂々の暫定1位であり、これまでまともに走れなかったとは思えない素晴らしいパフォーマンスだった。2本目に入っても、誰もこのスコアを抜くドライバーは現れず、まさかの単走首位で突破した。

決勝進出を目指し“追走”トーナメントへ

 本人はもちろんだが、のむけん監督も、期待以上の結果に、本当に嬉しそうだった。ちなみに圭市の追走の腕前を聞いてみると、「意外と相手のフトコロにググッと入るのが上手みたいで、得意にしとるとですよ」とか。

 そして、決勝に向かうための追走トーナメント。初戦の相手は、実力ある斉藤真一郎選手。圭市は、結局マシントラブルに見舞われて、本来の追走の腕前を拝見することはできず終わってしまった。

 だが、来シーズンに大きな期待を抱かせるD1ライツ最終戦。父から息子へと、しっかりバトンは受け継がれた。

 いつの日か、「のむけんジュニア」と呼ばれるハードルを乗り越え、トップドライバー「圭市」として独り立ちできるよう頑張ってほしい。

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