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進化する「ドライブレコーダー」 購入時にチェックすべき8つの重要スペック

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TEXT: 高山正寛  PHOTO: Auto Messe Web編集部

口コミがあまり信頼できないケースも

 カー用品店はもちろん、昨今ではネットショップでも数えるのが面倒臭くなるほどの商品数が市場に流通しています。今回の「ドライブレコーダー」についても選択肢が拡がることは良いことですが、なかには「購入してすぐ壊れた」「宣伝ほどの性能が発揮されない」などの書き込みも昔に比べると増えた印象を受けるのも事実。本当に必要な機能やスペックはどのレベルなのでしょうか。

恐るべし海外製ドラレコの脅威

 まずネットショッピングで販売されている商品の中で「安いじゃん」「これで十分じゃない」と言った低価格商品が多く販売。販売会社は別でも大元の商品自体は海外で生産され、日本で販売するための認証を受けて販売されます。しかし中には認証を受けていないドラレコ、同じ筐体&スペックでも価格がバラバラ、あと凄く良い口コミもあまり信頼できないケースもあるのです(説明書の日本語が変だったりする)。

 そして何より「アフターサービス」を全くやっていない、対応していないメーカーも数多く存在するのも事実。筆者も激安ドラレコの同じ機種を4台同時に購入してテストしたことがありますが、3台が壊れました。逆に残った1台は未だに使えています。つまり商品のバラツキについても見えていない部分も多いのです。

GPSが付いていなんて、考えられない

 低価格ドラレコの中に多いのが「GPSが付いていない」というもの。そもそもドラレコの役目は万が一の事故の記録です。映像でわかっても発生場所がどこなのか、客観的に知るためにはGPSは必須です。もちろんGPS自体にも性能差はありますし、その記録データをきちんと確認するための専用ソフトやスマホで確認できるアプリなど対応しているかも確認しておく必要があるでしょう。

解像度とレンズの画角を知るべし

 ドラレコのスペック比較をする際に良く出てくるのが「解像度」や「レンズの画角」。しかし、昨今はこの辺のスペックは似たり寄ったりになっていると感じます。

 普通に考えれば画素数は200万画素あれば十分ですし、画角も水平で120度程度、垂直で60度あればほぼ合格点。この2つをまとめて視野角とか対角と呼ぶケースもありますが、これも150度以上あれば十分でしょう。

 

レンズは歪みが少なくF値の優れた物を!

 解像度などは「4K画質」を謳っている商品も増えています。しかし、重要なのはレンズと撮像素子、そしてそれらを制御するソフトウエアの性能がバランス良く機能することがポイントなのです。

 ゆえに画素数だけでなく、光を取り込む大元であるレンズの明るさを示す「F値」はこだわりたいスペックのひとつ。比較的高級モデルには記載されているケースが多く、数値が小さければより明るいレンズと言えます。

 

HDRやWDRは必須スペック

 いずれも基本的な考えは明暗や逆光時などの補正を行なう機能。トンネルに入った時もそうですが、出た瞬間に映像が真っ白になるいわゆる「白飛び」を補正する機能のこと。昨今はほとんど採用されていますが、安心というわけではありません(粗悪ドラレコにも入っていましたが効果なし)。この辺はメーカーのカタログや”YouTube”などで確認するといいでしょう。

 

取り付け場所への注意が必要

 これまた低価格ドラレコに多いですが、本体を取り付ける吸盤式などののアタッチメントもチェックすべきポイント。というのも、汎用性を狙って吸盤から下が長いタイプがあります。

 ドラレコの取り付けに関しては「道路運送車両の保安基準(第39条)」でれっきとした規定が設けられており「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」または「車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲」と決まっています。

 ミニバンであれば縦方向のウインドウの長さにも余裕があり問題にならないケースもあります、上下が狭いスポーツカーやハイト系ではない軽自動車などは違反になる可能性もあります。

 根本的にドラレコを取り付けたことで視界が妨げられることは本末転倒。雨天時の視覚確保のためにもカメラはワイパーの拭き取り範囲内に取り付けしましょう。

 

1カメラ、2カメラ、全方位、結局どれが良い?

 これは非常に難しいのですが、昨今のトレンドは前後録画が可能な2カメラ方式。理由は社会現象にもなった「あおり運転」にあり、本来前面衝突の事故を記録するドラレコの目的が変化していることの証明でもあります。

 理想は360度全てを記録できるのが望ましいのですが、画質面は1&2カメラ式に比べて見劣りするし、何よりも価格が高くなります。愛車の形状や使う環境をよく考えて選ぶか、カーショップで相談してみることをオススメします。

取り付けはプロに任せるべし!

 1カメラでアクセサリーソケットに挿すだけで使える商品も多いが、基本はヒューズボックスから専用で電源を取るべき。ということになると、取り付けに自信がない人もいるはず。1カメラの場合、ショップにもよりますが、工賃は1万円ほど。取り付け工賃をケチってしまい、万が一の時にきちんと作動していないなんて論外ですよ。

 電源に始まり、ケーブルの取り回し、昨今の先進安全装備との干渉を防ぐためにもプロの力は必要。つまりドラレコを購入する際には「プラス工賃」を予算に常に組み込んでおくべきなのです。

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