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自動車用語「足まわりがヘタる」ってどんな症状? 修理するのに必要な費用は?

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ハンドリングにも影響するブッシュの劣化

 続いては人間の身体でいう”関節”にあたる「ブッシュ」について。足まわりの構成部品や稼働部またはボディとの接合部で、ゴム製のブッシュが使われているケースがほとんど。ダンパーと同じく、路面から伝わる振動を吸収するパーツだが、ブッシュが劣化したことを知らせるサインもダンパーと同様で、揺れや異音やハンドルがフラつく、ブレーキングするとボディから振動が出るなどいくつかの症状が生まれる。ゴムが劣化して硬度が落ちたり亀裂が入ったりすると、ブッシュを介して繋がっているパーツの動きが大きくなるのが原因だ。

 コチラも対策はダンパーと同じで新品に交換するしかないが、ブッシュは使われている数が多くピンポイントで原因を特定するのが難しい。切れていたり大きなヒビ割れを視認できれば別だが、そうでない場合は疑わしい箇所から順番に交換していくか、高額な費用を覚悟で全部まとめて新品にするしかないだろう。ボディからブッシュが入っているパーツを取り外し、プレスと呼ばれる機械を使って交換、再び取り付け部位によってはアライメント調整。工賃はパーツ代を軽く超えてトータル20万円オーバー、なんて例もザラにあるので悩みどころ。

 愛着があり長く乗り続けるのであれば別として、車検の時期が近かったり他にも修理すべき部分があるなら、乗り換えという選択肢も視野に入れていいかもしれない。ただし、経験値のあるショップであれば、症状から交換が必要となっている部位を特定できるので、修理費用を抑えることもできる。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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