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【意外と知らない交通ルール】道路のセンターライン「白色の実線と破線、黄色の実線はどう違う?」

投稿日:

TEXT: 深田昌之  PHOTO: Auto Messe Web編集部

2車線以上の車道を区切る車両境界線

 センターラインのほかに車道(2車線以上)を区切るための「車線境界線」もある。ここでも白(実線と破線がある)と黄色の線(実線のみ)の使い分けがされており、最も見かける”白色破線”は文字どおり車線を区切るために引かれるもので車線変更はOKだ。

 一方の”白色実線”も車線変更はOKだが、破線に対して実線は車線の区分けを「より明確にする線の引き方」であるので、意味合い的には「車線変更をするときには注意をしたほうがいい」と取るべきものだ。

 そして黄色線の車線境界線。これは「進路変更規制標示」というもので、この線が引かれる区間の車線変更はNG。複数の車線がある交差点近くにも黄色の車線境界線を見かけるが、これも車線変更や線を跨ぐような走行は違反になってしまう。特に交差点での事故が多く、取り締まりも多いので十分に注意しておこう。

 また、自動車専用道路の合流区間などで白色、黄色の両方の線が使われているケースもある。この場合、自車が走行する側にある線の色に従うこととなる。例えば左車線側が黄色で右車線が白色の場合は、左車線を走行するクルマは車線変更禁止。つまり、右車線から左車線への車線変更のみがOKとなる。

 最後にもうひとつ。右折レーンが表れる前など、車線が増える直前に斜め白線(ゼブラ状)の区域が設定されていることもある。この印はクルマの流れを円滑にするために設けている「導流帯」というもの。混んでいる時間帯などでは、本線から導流帯上を通過して右折レーンへ出るクルマもあるが、センターラインを越えなければ導流帯を通ることは違反ではない。

 ただ、導流帯を守っていたクルマが指示どおりに右折レーンに入ることは予想されることなので、指示どおりに走るクルマの存在を意識して安全に進行するのは鉄則。ここでもし衝突事故が起きた場合、過失割合では導流帯を走ったほうがかなり悪くなるだろう。

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