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家族4人キャンプ&アクティブ派は「2列ミニバン」がキーワード! 編集部のオススメは?

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

日産も追従!セレナに新感覚な2列仕様

「セレナ・オーテックマルチベッドコンセプト」は、カタログモデルとなっている「セレナ・オーテック」をベースに、車中泊ができるベッドシステムを備えたモデル。東京オートサロンに展示されたコンセプトカーは、めでたく2月10日に発売となった。

 4分割のベッドパネルをタイヤハウス上の部分に並べることで、お座敷のようなベッドスペースが出現。パネルは汚れにも強く、ペットの毛もからみにくい素材なので、愛犬家のアウトドア、オートキャンプライフにもびったり。

 注目は、ベッドスペースの下が大容量のラゲッジスペースになっていること。荷物は下部分、リビング&ベッドスペースはその上という効率的な車内空間を確保しているので扱いやすい。

 トヨタのMULTI UTILITYとともに、4人乗車可能な1~2列目シートをはじめ、運転感覚もベース車とまったく同じ。普段はファミリーミニバンとして、休日はアウトドア&オートキャンプのためのクルマとして、マルチに使いこなせるというわけだ。

小さくても力持ち! ママも安心なコンパクトな2台

 さらにコンパクトなクルマにも、アウトドア&オートキャンプにうってつけのモデルがある。1台がトヨタの「シエンタ FUNBASE」。5ナンバーサイズの両側スライドドアを備えたコンパクトミニバン、シエンタの3列目席を取り払い、大容量かつアウトドアなどで使いやすい仕掛けを満載しているのだ。

 例えば、2列目チルトダウン格納によるフラットモード時には、最大荷室長(ベッド長)は2mオーバー。純正アクセサリーのラゲッジテーブル、室内カーテン、携帯トイレなどによって、本格的なアウトドア、車中泊仕様にアレンジできるスグレモノだ。

 しかも、ハイブリッドの”Gグレード”ならば、AC100V/1500Wコンセントをオプションで装着可能。車内外で1500Wまでのコーヒーメーカー、照明などの家電品を使うこともできるから超便利である。

 もう1台、コンパクトなキャンプ系ミニバンとしてオススメが、ホンダの「フリード+(プラス)」。いまならアウトドアテイストの強い「クロスター」グレードもある。

 フリード+はラゲッジフロアの低さも特徴的で、フロアボード下段の地上高はなんと335mm。地上730mmの高さにあるフロアボード上段と、格納した後席でフラットスペース(リビング&ベッドスペース)を組み合わせると、奥行は最大1980mmに達する。フロアボード上段でも天井高は1m近くもあるので、座った姿勢でもくつろぐことができるのだ。

 ただし、フリード+は純正アクセサリーのアウトドア&車中泊用品が充実しているのに対し、ハイブリッド車でさえAC100V/1500Wコンセントは用意されない。そこが両車の大きな違いでもある。

 もちろん、シエンタFUNBASE、フリード+ともに5ナンバーサイズのミニバンゆえ、日常使いのしやすさは抜群。大きなクルマが苦手な人にも薦められる、価格的にも買いやすいアウトドア&オートキャンプ向きの2台といえるだろう。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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