MotoGPチームがサーキットでも使用
オーストラリアの電動バイクメーカーのブランド製品「SUPER SOCO(スーパーソコ)」の取り扱いが、日本でも開始された。
「スーパーソコ」は、「Vmoto」社が「Vmoto」、「E-Max」とともに展開する2015年に立ち上ったEVブランドのひとつ。すでに欧州に1万台、その他地域にも1万台を越える出荷実績をもっている。
今回取り扱いを開始するのは、スーパーソコが発売する「TC MAX」、「CPX」、「TC」、「TSX」、「CUX」の5モデル。いずれも中国で生産される電動バイクである。ちなみにCUXには、限定モデルとしてDucati(ドゥカティ)とコラボレーションした「Super Soco CUX Special Edition Ducati」も登場する。各モデルの特徴を紹介しよう。
TC MAXは最大出力4.5kW/最大トルク170N・m、最高速95km/hを発揮する軽二輪モデル(中型二輪免許が必要)。バッテリー容量は3240Whで最長航続距離は110km、バッテリーの充電時間は8~9時間となる。丸形LEDヘッドランプを採用し、クラッシックなカフェレーサーモデル風に仕立てられ、ボディサイズは全長1963×全幅740×全高1031mm。価格は44万8000円(税抜)だ。 軽二輪クラスのもう一台、CPXは航続距離は最高140kmのスクーターモデル。片持ちスイングアーム後端にモーターを置き、2700Whのバッテリー(約20kg/個)を2個搭載。1個当たりの充電時間は10~11時間となる。2000立方cmの収納スペースやUSB充電ポート、後退用のワンプッシュリバースボタンも備えている。車両サイズは全長2022×全幅790×全高1442mm。価格は49万8000円(バッテリー2個付属/税抜き)と42万8000円(バッテリー1個付属/税抜き)。現在のところ発売時期は未定となっている。ボディカラーはシルバー、ブラック、グレイの3色を設定する。
原付二種(小型二輪免許が必要)モデルのTCは、TC MAX同様クラッシックなカフェレーサーモデルで、フルLED照明システムを採用。BOSCH製17インチインホイールモーターを採用し、航続距離は最大120kmと中距離から長距離の移動に使える。重量12.5kgバッテリーの充電時間は8時間。車両サイズは全長1924×全幅710×全高1098mm。ボディカラーはヴィンテージグリーン/カーキイエロー/ダークシーブルー/ダイヤモンドブラックの4色。価格は39万8000円(税抜き)。 TSXも原付二種モーターサイクル。BOSCH製17インチインホイールモーターを採用し、重量12.5kgのバッテリーは充電時間は8時間で、航続距離は最大120kmを実現する。価格は39万8000円(バッテリー2個付属/税抜き)と29万8000円(バッテリー1個付属/税抜き)。2020年5月発売予定。ボディカラーはイエロー、ブラック、シルバー、レッドの4色を設定する。
CUXは原付一種(原付免許で乗れる)クラスのスクーターモデル。リアに装備したBOSCH製12インチのインホイールモーター、軽量バッテリー(約11kg)による最大航続距離は65km。充電時間は8時間となる。LEDヘッドライト、そしてポジションライト、方向指示器、ブレーキライトが1つのライトに統合されたウィング型インラインテールライトを装備する。また、クルーズコントロールシステム、キーレスゴー、USBポートといった使い勝手を考えたアイテムを装備。車両サイズは全長1782×全幅727×全高1087mmで、ボディカラーは、ムーンライトホワイト、フェラーリレッド、ダークブルー、スターライトシルバー、ゴールデンイエロー、スペースグレイ、マットブラックといった全7色を展開する。
また、このCUXの限定モデルとしてイタリアの名門バイクメーカー「Ducati(ドゥカティ)」とコラボレーションした「Super Soco CUX Special Edition Ducati」も発売。MotoGPに参戦しているMission Winnow Ducatiチームは、このスクーターをパドック移動の足として使用することとなっている。価格は標準モデルが24万8000円(税抜)、「Ducati Special Edition」が価格29万8000円(税抜)となる。
なお、これら5モデルの取り扱いは、電動バイクを専門に取り扱う、福岡県の電動バイクXEAM(ジーム)によるものだ。