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税制優遇の「悪用」は「脱税」の可能性あり! 注目される福祉車両の「他目的使用」に要注意

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TEXT: 岡田幸一  PHOTO: Auto Messe Web編集部

レジャーや趣味で使うなら、かつてのN-BOX+ が良い例

 小型バイクや自転車を積んだり、たくさん買い物をしたときやアウトドア用の重たい荷物をラクに積んだりしたいなら、レジャーや趣味目的でスロープ仕様のクルマを正々堂々と買うのが良いだろう。

 もしくは福祉用としては役目を終えた福祉車両(車いす仕様など)の中古車を探して、消費税免除などの優遇制度を受けずに購入するようなケースなら、もちろん好き勝手使ってもらって構わない。何を積むかにもよるが、きっとスロープもウインチも役立つはず。

 そういう意味で人気があるというと語弊があるが、やはり、軽自動車のハイトワゴンやワンボックスだと手頃感もあるほか車種も多く、狙い目になってくるのではないだろうか。それで思い出すのがホンダのN-BOX+。

 初代のN-BOXには“N-BOX+(エヌボックス プラス)”というグレードがあった。現行モデルには N-BOX+ はなく、いわば、その優れたユーティリティは、いまの“N-VAN”に引き継がれたカタチだ。※現行のN-BOXには、福祉車両として車いす仕様車を用意。

 N-BOX+は、リアゲートを開けたときの開口部地上高が33cm(標準のN-BOXよりも15cm低い)となり荷室の床がとても低い。その低い開口部を利用しつつ、後部座席が床下に収納できフラットになることで、アルミスロープや電動ウインチ、車いす固定ベルトなどがパッケージされた「車いす仕様車キット」を付ければ、そのまま福祉車両になるのが特徴。

 1台で車いす仕様にも普段乗り仕様にもなり、さらにはN-BOX+を通常通りに買ったあとからでも車いす仕様に仕立てることもできるというワケだ。アルミスロープは単体でもディーラーオプションとして用意され、ミニバイクや自転車、重たい荷物(ただし、耐荷重は200kg以下)も台車にのせて転がせばラクに積めるようになっていた。

 ここではN-BOX+の例を挙げてみたが、軽ハイトワゴンやワンボックスをトランスポーター的に使う場合や、趣味でガーデニングなどを満喫したい人は、車いす仕様の福祉車両に装備されるスロープやウインチといった機能や、固定方法などのさまざま工夫を参考に、カスタマイズするのもいいかもしれない。

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