クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 旧車には洗車すらダメージ! サビを防ぐべく拭き上げ後に必須の「ひと手間」とは
CLASSIC
share:

旧車には洗車すらダメージ! サビを防ぐべく拭き上げ後に必須の「ひと手間」とは

投稿日:

TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

パソコン用のエアダスターを使ってもいいが・・・

 融雪剤(塩)が路面にまかれる雪国ではあれば、下まわりに防錆コーティングを施すというのはあるが、それは特別な例で、費用も手間もかかるし、非降雪地では威力も発揮しきれない。

 簡単なところではワックスやコーティングがけ。塗膜の内部は下地の防錆層が守ってくれているとはいえ、水分はできるだけ避けたほうがいい。塗装面はツルツルしているので勘違いしやすいが、小さな穴が空いているので水分は内部に入り込むのは避けられないし、キズが付いていればなおさらだ。ワックスやコーティングをかけてやれば水分を弾いてくれるので、寄せ付けないという点では非常に有利になる。

 しかし、ワックスなどがかけられるのは表面だけで、先に紹介したような袋部分や下まわりの細かい部分。ボディ表面にしてもライトなどの取付部分にあるスキマなどに入り込む水分はどうすればいいのか? 

 いちいち外したりはできないし、エアブローも素人ではコンプレッサーもないので無理だろう。大雑把になら、パソコン用のエアダスターを使うのはありだが、あくまでも裏技的で広範囲は無理だ。

 そこでオススメなのが、洗車や雨が上がったあとに、近所を一周でいいので走るということ。自然のエアブローというわけで、「洗車をしてあんなに丁寧に拭き上げたのに走ったら振動で中に入り込んでいた水分がタレてきた」という経験はあるだろう。

 それを積極的に利用してやる。表面の細かい部分はもちろんのこと、パネルの裏に入り込んだ水分も取り除ける。直接風が当たらなくても、走ると負圧が発生して、吸い出すように水分が出てくることもある。当然、エンジンまわり、マフラーまわりは熱による乾燥できる。

 旧車だとS30のフェアレディZはフェンダーの下。ハコスカであればサイドシルなど、ウイークポイントはいろいろとあるし、仕方がないこともあるのだが、ちょっと走るのを習慣づければ、入り込んでしまった水分を少しでも排出できるわけで、長い目で見ると差は出てくる。新型車でも、鉄板を使っている以上、将来的には差がつくはず。手間かもしれないが、ちょっと近所をひと走りをオススメしたい。

12
すべて表示

 

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS