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「アゲ系」「シャコタン」「顔面整形」! いま流行の「軽バンカスタム」を極めた9台

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TEXT: 内山 智子  PHOTO: K-STYLE編集部

キャンプやアウトドアでも使える、実用性が人気

 近年、やけに軽トラカスタムが熱くなっている感があるが、実は軽バンだって負けてはいない。かつて、ドレスアップ=車高短最高! だった時代にはベース車としてはマイナー車であったが、スタイルが多様化した今では、リフトアップしたり、キャンプ仕様にしたりと、なかなか味のある楽しみ方が出来ると人気急上昇。

 意外なほど多様なカスタムを受け入れる懐の広さがあり、しかも実用性はバッチリで使い勝手も良好。趣味とクルマを両立したいオーナーにはピッタリのベース。今回は、そんな軽バンカスタムをガッツリ楽しむオーナーたちをご紹介。

1)サニーTS顔をステッカーで再現×TV2サンバーバン

 70年代、サーキットで活躍していた日産・サニー B110系は、数多くの改造車好きを熱狂させた。当時小学生だったオーナーもその一人。あの時のサニーTS仕様を作ったら面白いんじゃないか。そう考えた時に、「アルトとか、レースに使っているハッチバックだと、ちょっと面白くないかな」と思うのが、彼のユニークなところ。ベース車として選んだのが、B110サニーとは似ても似つかないサンバーバンだ。 元々、サーキットでカート走行をする時のトランポとして使いたかったため、内装が広くて荷室がフルフラットになるのが魅力的。それに加えて「この車種でサニーTS仕様?」の意外性が半端無く、オーナーにとっては理想的な車種であった。

 さて、あまりにかけ離れたサンバーバンをサニー風に見せるためには、サニーらしさを強調させることが必須。そこで110サニーのヘッドライトやグリル、テールランプを装着してコンセプトを主張する。が、ここでもまたひとひねり。純正パーツを移植するのではなく、なんと各パーツの写真をプリントしたオリジナルステッカーでそれっぽく見せている。

「顔面移植はやっている人が多いから。あえてステッカーというのも、ふざけた感じがしていいんじゃないかと思いました(笑)」。

 レース仕様には欠かせないスクエア型のフロントスポイラーと、ダックテール形状のリアウイングはFRPでワンオフ。スポイラーとドアの間にわざと隙間を作って、昔風の「ちぐはぐな感じ」を表現するなど、芸の細かさが光る。

 フロントバンパーは「リフレクターがウインカーのように見えた」バモス純正リアバンパーを使い、鉄バンパー風にアレンジ。

「サーキットで最も目立っていたクルマがオレンジだったので」、ソリッドのオリジナルオレンジで全塗装。ペーパーやポリッシャーで徹底的に磨きをかけ、キリッとホワイトラインをあしらえば、いかにもそれっぽい雰囲気に。

2)デリカD:5アクティブギア風に×U62Vミニキャブバン

 それまで、「クルマは下げる以外、考えられないと思っていた」。が、大工の仕事で現場に行ったり、子供が生まれて保育園の送迎が必要になったりすると、車高短では色々と不都合も生まれてくる。「ちょっとだけ落としても、やっぱりカッコ良くないって思っちゃうんですよ。でもイジりたい。じゃあどうするって考えて、逆の発想でアゲちゃえばいいんじゃないかと思ったんですよね」。 それまで乗っていたミニカを手放して、ベースに選んだのはミニキャブ。顔を見たときに、ふと「嫁が乗ってるデリカD:5に顔が似ている」と気付く。そこでD:5風にカスタムしたら、ツインズ仕様で楽しめるとひらめいた。 フロントバンパーはD:5純正を使用。当然サイズは全く違ったが、切って詰めてなんとか合わせ、どの角度から見ても違和感のないように、ラインや角度にもこだわってフル加工。

 グリルはさすがにD:5用を加工するのは難しいと判断し、似たテイストのJB23ジムニー用を使って、ミニキャブ純正とニコイチ。フォグはスズキ車用の丸フォグを移植して、D:5風の装いを磨く。

 純正黒ボディにオレンジを差したのは、アクティブギア仕様を狙ってのこと。目指したのは、あくまでも純正風。もしもミニキャブにアクティブギア仕様があったなら、それはきっとこんなカタチ。

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