「どこでも走れる」けれど「どこでも走っていい」は勘違い! 4WD乗りに問われる「オフロード」のマナーと走り方 (1/2ページ)

「どこでも走れる」けれど「どこでも走っていい」は勘違い! 4WD乗りに問われる「オフロード」のマナーと走り方

 川辺・海辺に4駆で乗り込む時に注意すべきこと

” 不整地での走行が得意な4WD車。一般的な2WD車では行けない場所にクルマで入っていけるのが魅力のひとつでもある。サマーレジャーに出かけた際に砂浜に乗り入れるのもそんな一例だろう。

 しかし不注意に砂浜にクルマで乗り入れるのは気をつけたい。まず想定されるのはスタックの危険だ。4WD車は決して万能ではない。深い砂地には足を取られて身動きが取れなくなるケースもある。 そこで、砂浜を走行する際の注意点から紹介していこう。

ステアリング、アクセル操作はゆるやかに

 砂浜走行に置ける注意点の一つ目はステアリングを必要最小限に操作する点だ。急激に旋回すると特定のタイヤにトラクションが掛かったり、速度が落ちることになる。その結果スタックの確率が高くなってしまうのだ。

夏のドライビングの楽しみに水辺への接近があるが自然保護、現地対応のマナーは必ず守ることである

 なるべく大回りに旋回して速度を落とさないのがスタック回避のコツ。さらにアクセルのオンオフも緩やかに、急激にトラクションを掛けてしまうと砂を掘ってしまうこともある。ゆっくりじわっとアクセル&ブレーキの操作をして安全な走行を心がけよう。装備的にはオフロード走行を想定したAT(オールテレーン)やMT(マッドテレーン)タイヤなどを装着するとより走破性が高くなる。

水深には十分な注意を

 次に波打ち際や川辺までクルマを乗り入れするケースで注意したいのは水深だ。エンジン位置の高いSUVやクロカン4WDなどでは水深60cm程度まで走行できるというテスト結果もあるが、一般的な車高のセダンタイプなどだと10cm程度でもエンジンが停止することもある。

夏のドライビングの楽しみに水辺への接近があるが自然保護、現地対応のマナーは必ず守ることである

 さらに水深が浅くても速度が出ていると水を巻き上げてエンジンに水が入ることも想定される。トラブルを防ぐためにも浅い水深でも走行は控えた方が良いだろう。特に海の潮水はクルマの各部をサビさせるので、トラブルの元になるので要注意だ。

乗り入れができても自然と地域へのマナーが大切

 砂浜の走行は4WDユーザーには憧れであり楽しみなのだが、もうひとつの注意点は走行時のマナーだ。夏場は海水浴客などがいるため、砂浜には危険が潜んでいる。特に子供達との接触が想定される場所もあるので、海水浴場の近くにはクルマで立ち入らないのがマナーだ。

夏のドライビングの楽しみに水辺への接近があるが自然保護、現地対応のマナーは必ず守ることである

 車両立ち入り禁止となっているエリアも多いので厳守しよう。 また自然保護という見地からも守りたいマナーがある。具体的には砂浜に棲息する自然の生態系を傷つけててしまうことを避ける配慮が必要だ。その一例としてはウミガメの産卵場所になっている砂浜をクルマで走行すると卵を踏みつぶしてしてしまうことになる。

 車両乗り入れ禁止に指定されて地域もあり、クルマを乗り入れると条例違反になる場合もある。指定エリア以外でも産卵場所と判断したら決してクルマを乗り入れることのないように。 さらに砂浜には防砂林や養生されている砂草地などもある。砂草地は風で砂が飛んでいくのを防ぐ役目のある植物で、保護されているケースも多い。砂浜の生き物の自然のサイクルを守っている一角がこの砂草地であるので、クルマで乗り入れて不用意に破壊することのないように注意したいものだ。

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