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なぜ「地味化」? 走り好きの定番カスタム「巨大リヤウイング」が減ったワケ

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TEXT: 土田康弘  PHOTO: BLITZ、Auto Messe Web編集部

車検対応のGTウイングを作ると小振りなデザインになる

 他のベース車にはトランクスポイラーと呼ばれるエアロ形状で対応することも多いという。 では近年大型のウイング、特にGTウイングが減っている理由は何があるのだろう。ひとつは2本足のステーで固定するGTウイングは、多くの場合がトランクに穴開け加工を施して取り付けることになる(強度が必要なので両面テープのような簡易的な取り付けは難しい)。トヨタ・チェイサーに装着をしたGTウイング

 ここの加工を嫌うユーザーが近年は少なくないという。愛車を傷つけることなくドレスアップしたい、そんな思いが以前に比べて強くなっているようだ。 また車検の問題も要因のひとつ。GTウイングの場合、ウイング部分がクルマの最側端から165mm以内に収まっている必要がある。BLITZのホンダS660デモカー

 また車体の後端からはみ出してはいけない。この要件に合致するような車検対応のGTウイングを作るとやや小振りなデザインになってしまうのが現実。これを良しとしない一部のユーザーがGTウイングから離れていったのも要因のひとつと言えるだろう。

 しかしメーカーもただ手をこまねいているだけではない。サイズを抑えて車検対応にしつつ存在感あるGTウイングの開発にも力を入れている。例えばブリッツではGTウイングだけを取り付けるというユーザーのために、自社のエアロをフルで取り付けなくても純正ラインとマッチするデザインのGTウイングをデザインしている。クルマ全体のトータルバランスの中で、GTウイングが占める役割も変わりつつあるということのようだ。

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