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いまあるクルマで乗降性が激変! なんと「レカロ」も選べる後付け回転シートの中身

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TEXT: 深田昌之  PHOTO: 深田昌之,丸菱工業,Auto Messe Web編集部

サポート性にこだわるブランド「レカロ」シートも

 らくらく快転シートには標準タイプのほかに「レカロシート」を使用したモデルもある。こちらはシートサイズが大きめなので一部軽自動車用もあるが主に普通車用となっている。価格はシートと回転ユニットのセットで22万3020円(税込)。

後付け回転シートの「レカロ」のシート

 レカロシートは身体のサポートがいいのが特徴だが、この性能はふつうのドライブにおいてもカーブ等での身体の揺れが少ないので疲れにくくなる傾向。高齢者は乗車中に受ける横Gに対して筋力で身体を支えにくいのでサポートのいいシートは疲労軽減にもなるのだ。レカロシート版のらくらく快転シートについても前記したように個別対応は可能だという。

レカロの回転シート装着適合車種

 純正シートを作るようなメーカーでは、アフターパーツであっても安全性や品質などは純正パーツと同等の基準を定めているという。また、車種専用として開発しているので取り付けをする際、作業するメカニックの資格や技量などに左右されることなく正確に取り付けできるよう設計されている。製品自体の品質がよくても取り付けに不備があれば安全性が脅かされるだけに、こうした配慮も品質同様重要な部分である。

 また、細かい部分だが純正かららくらく快転シートに換えた際にシート座面の高さが純正とほぼ同じようになるように設計されているので、以前と視点が変わらない安心感が得られるだけでなく、シートベルトを締めた際に斜めのベルトの位置が首に掛かったりするような変な状態になることもない。こういう部分はそれぞれの車種専用の設定になっているからこそ実現できる部分だ。

丸菱工業の「らくらく回転シート」

 快転シートは衝突試験もクリアしたものである。また、取り付け法に関しても法規に沿ったものになっているので車検の際も装着したままで問題ないとのことだが、検査場によっては必要な保安基準に適合していることを記載した資料が必要になることもあるので、希望者にはその書類を配付しているという。

 今回紹介した丸菱工業の快転シートは全国の自動車販売店、整備工場でも取り寄せができると言うことなので、ふだん整備を依頼しているお店に快転シートの取り付けが可能かどうか問い合わせをして欲しい。

 

 

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