体験走行は白バイが先導役を務めた!
練習車は、BMWとMVアグスタの2台の大型車両は手動装置を取り付けたバイクを使用している。SSPでは、常に進化を重ねてきており、今回も、補助輪付きバイクでは、遠隔でバイクのエンジンを停止ができるように緊急停止リモコンをスタッフが常に準備していた。
また、リモコンによるエンジンストップの際に自動的にリアブレーキを掛けるユニットを組み込んだType3を投入。さらには、この教習所での走行も考慮した可能バンク角を変えた補助アームも用意された。
当日は、朝の冷え込みこそ厳しかったが、日中は暖かいバイク日和。2名ともに朝からSSP専属理学療法士からの問診から始まり、補助輪付きのバイクの走行チェック。最後は大型バイクで走行を体験した。今回は神奈川県警察の協力もあり、普段は青木兄弟による先導走行だが、白バイが先導走行という、あの(!)タイミング以外の走行を楽しめた様子だ。
4回目の参加となる野口さんは「サーキットを中心に毎回バイクを楽しむことができました。自分は、普段レーシングカートを愉しんでいるし、バイクに乗ったことのない人にもっと乗ってもらいたいと思って控えていました。参加者が少なかったりしたら声をかけて、と青木選手にお願いしてて、今回声が掛かったので久しぶりの参加を心待ちにしてこの場に来ました。今回は、教習所での開催ということもあって、いろいろなところでバイクに乗ってみたいと思っていたので、信号もある、疑似的な街での走行が、ツーリングをしている気分で外周路を走れてすごく良かったです」とコメント。
渡邉さんも「前回は、こういうふうに乗っていたなぁ、というその癖のまま乗ろうとして、うまく乗れないまま終了してしまいました。その際に青木拓磨選手に『考え方を変えたほうが良い』とアドバイスをもらって、もっと腕をしっかり使って、ステアリングに舵を入れてバランスを取るという乗り方でコツを掴めました」とコメントしてくれた。
これで今年のSSPパラモトライダー体験走行会は終了。次回の開催も調整中だが、寒さや路面の環境も考え、春先からの再開となりそうだということ。今回も新規の参加希望の見学もあり、パラモトライダーの輪の拡大は止まらない。