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自動車カスタムの基本の「キ」! ホイール交換するときに絶対に押さえる項目6つ

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TEXT: 小泉聡志  PHOTO: 小泉聡志、K-STYLE編集部

【Point_04】ホイールの太さに関わる「リム幅」

 インチ数がホイールの大きさを表す数値だとすると、太さを表すのがリム幅だ。一般的に「J」を単位扱いで用いられるが基本はインチ(本来「J」はフランジ形状を示す記号。他に「JJ」や「B」などがある)。そして多くの場合0.5刻みで増減する(※0.25刻みの場合もあり)。

 トヨタ・ヤリスのモデリスタホイールを例に挙げると、設定サイズは(1)14インチ×5.5J(2)15インチ×6.0Jだ。この時「1J=1インチ=25.4mm」のため(1)ではホイールの太さが139.7mm(2)では152.4mmとなる。なお、ホイールのリム幅が車体に対して太すぎると、ショックやフレームなど内側への干渉やフェンダーからの突出につながるためオススメはできない。どちらも安全性に欠き、かつ車検にも通らないためだ。

【Point_05】取り付け面の位置を表す「インセット」

 リム幅と一緒に考えたいのがインセット(かつては“オフセット”と呼ばれていて、40代以降の人はそちらの方が馴染みがある)だ。インセットとは「ホイールの車体への取り付け面が、リム幅のどこにあるか」を示す値のこと。もし取り付け面がリム幅のちょうど中央にある場合、インセットは「±0」と表記される。そこから取り付け面が車体の外側にズレていけば数値はプラス方向に大きくなっていき、車体側にズレていけばマイナス方向に大きくなっていく。

 

先ほどのトヨタ・ヤリスのモデリスタホイールでいうと、14インチはインセット40、15インチはインセット45となり(プラスは無表記でマイナスのみ表記される)、それぞれリムの中央から40ミリと45ミリ外側にずれていることになる。このインセットは車種やインチ数、ホイールの太さによって適正値が変わってくる。いわゆる「オフセット計算」で算出もできるが、上記の通り外側への突出や内側への干渉リスクもある。

 仮に自分で計算して該当サイズを買い、それで付かなければ自己責任になる。なので、できればホイール購入前に専門ショップや販売店に相談する方が無難だ。

【Point_06】ホイールナットは新調が基本

「もともと純正ホイールを留めていたナットじゃダメ?」と思う方もいるだろうが、基本が交換と考えるのが無難。「まずホンダは絶対に変えないとダメ。というのが、社外ホイールのナットホールは通常60度のテーパーがついたデザインが多く、ホンダの純正ナットは外車同様に球面タイプなので締められません。他にトヨタ車の純正アルミホイールや三菱の普通車、極々一部の日産車のナットはアタマが筒状になっていて、最後まで締めきらない。他は締まるには締まりますが、せっかくアルミホイール買ったのだから、ナットも見た目がいい社外品に交換することをオススメします」とはSスタイル代表の菅原サン。

 ナット自体はネットでも自動車量販店でも、場所によってはホームセンターでも購入可能。こだわるならアフターパーツメーカーから出ているクロモリやアルミ素材のナットに変える、という選択肢もある。

 その際、気をつけたいのがボルトのネジ山ピッチ。なんと国産自動車8メーカーでネジ山のピッチが2サイズに別れ、

(ピッチが1.5ミリ)
→トヨタ・ホンダ・三菱・マツダ・ダイハツ

(ピッチが1.25ミリ)
→日産・スバル・スズキ

と、何ともややこしい。加えてトヨタとスバルで共同開発した86&BRZや、スズキのエブリイといった他車に供給しているOEM車になるとさらに複雑で、「トヨタ」86なのにネジ山ピッチは「スバル」規格の1.25ミリだったりする。間違えて買うとナットが締まらないので購入時は要注意(といっても、愛車のメーカー対応ナットをえらぶだけ)。

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