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「200万円台」の中身じゃない! カミソリハンドリングで恐れられた「インテR」が笑えるほど高性能だった

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: Honda

「2L化」「6速MT」「ブレンボブレーキ」などポテンシャルを高めた2代目

 エンジンは新開発のK20A型の2LDOHCをベースに吸排気効率が高められ、20馬力アップの220馬力(トルクは21キロ)を発揮、ミッションも6速MTへとバージョンアップ。2代目インテグラタイプRに搭載されたK20A型エンジン ブレーキにブレンボと共同開発の4ポット/2ポットブレーキを組み合わせるなど、ポテンシャルを一段と高め、2代目FF最速モデルとしてストリートからサーキットまでパフォーマンスを見せつけた。ただ快適装備も盛り込まれたことで、初代モデルのような走りに特化したピュアスポーツとしてのイメージはやや薄れた。2代目インテグラタイプRの走行シーン また、同じ2LのS2000よりエンジン性能で劣っていたことから、最強のタイプRとしてユーザーがやや物足りなさを感じていたのは事実だ。ホンダ・S2000のフロントビュー

 2004年にサスペンションの取り付け部やステアリングコラムの剛性アップ、ブレーキのコントロール性を向上させるなど、進化の手を緩めることなくブラッシュアップしているが、クーペ市場の人気低迷により、2007年に市場からフェードアウトした。

 スポーツカーとしての人気を得るにはバックボーンにある程度のストーリー性が必要ということだろう。実際、中古車市場では2代目よりも初代のほうが人気は高く、前者が200万円以下で多く存在しているのに対して、後者は250万円前後の予算が流通の中心必要。距離の薄いものは400万円代と新車以上のプレミア価格となっている。FFでもスポーツできることを証明した初代の功績は今も燦然と輝いているのだ!

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