マイナー車まで高騰の怪! いま日本の「中古車市場」を襲う「海外」からの買い付け (1/2ページ)

マイナー車まで高騰の怪! いま日本の「中古車市場」を襲う「海外」からの買い付け

マイナー車種でも海外で日本車の人気が高い

 古くなって値上がりするクルマというと、かつては昔から存在価値がある車種というのが定番だった。クルマの場合はフェラーリなどの輸入車がほとんどで、国産車ではトヨタ2000GTなど一部の希少価値が高いものだけだった。

 それが最近では値上がり幅に大小はあれど、古ければなんでも高い状態と言っていい。なぜそのようなことになっているのか、理由を探ってみた。

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1987年に登場したフェラーリF40も新車価格は4500万円だったが今や1億円が相場だ画像はこちら

 まずよく耳にするのが、外国からの引き合いが多く、予算に糸目を付けないというもの。「ジャパニーズヒストリック」や「JDM」などと呼ばれ日本車の人気は海外で高く、日本に買い付けに来ているというのは事実。新型コロナ禍でも代行のブローカーを使って買い漁っていて、高値は続いている。中古車屋やオークション会場などに展示されている在庫車のヤード画像はこちら

 そこまでしても欲しいぐらいなので、オークションでも糸目を付けずに高値で落札していく。そうなれば、国内の市場価格は高くなって当たり前だ。また価格だけの問題ではなく、限られたタマの流出にもつながり、国内は枯渇しているのが現状と、イイことはない。

 ただ、昨今はいわゆる「有名どころ」だけでなく、マイナーモデルやマイナーグレードなど、なんでも高くなっている。中には海外から買いにも来ないだろう、というクルマもままあるのだが、その理由をいくつかの専門店に聞くと、まずあるのが「市場の雰囲気」だという。スカイラインならGT-R以外の廉価グレードの値上がりが目につく画像はこちら

 先の海外からの引き合いの影響か「旧車は高いもの」という雰囲気がユーザーにもできていて、売る側もそれに合わせて高く値段を設定しているというもの。確かに専門ショップもボランティアではないので、市場価格が高くなれば、安い時に仕入れたクルマであっても、それなりのプライスボードを掲げることになる。販売店に掲げられているプライスボード画像はこちら

 こうなると、市場価格はそれが適正値となり、買う側としても仕方がないことになる。ちなみに数年前よりも明らかに高いものについて「ホントに買う人はいるのか?」と尋ねると、「お客さんはチャンといる」というから、需要と供給のバランスは取れていると言っていい。今のクルマに魅力がなく、個性的な旧車に流れてくるというのはわからないでもないが、ちょっとした投機気分で買う人もいるのは考えものだ。

 これはある専門店で話していたときに出た言葉だが、「高騰しているけど、合わせて程度がよくなっているわけではなく、今まで通りボロいけど、価格は高いこともあるから注意」というのは個人的にはちょっとした名言でもある。

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