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「故障」「事故」「ケガ」! サーキットの魔物に魅入られないために行うべき「走行前軽整備」5つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

エンジンルーム内ではキャップとホースの緩みを確認

 エンジンルームではオイルやクーラントの量と、キャップが確実に閉まっているかを確認し、緩みや外れ防止のためテーピングも施す。ターボ車ならインタークーラーの配管を固定している、ホースバンドが緩んでいる可能性もあるので増し締め。エンジンルーム内はキャップがきちんと閉まっているのか? を確認しておきたい

 それらの確認と作業を終えたら工具の置き忘れがないか念には念を入れてチェックし、ボンネットは純正のストライカーなら確実にロックされるまで閉め、専用のキャッチを使っていれば取扱説明書どおりの方法で閉める。走行中にボンネットが開けば視界が塞がって大事故を招くばかりか、クラッシュこそ回避してもフロントガラスやルーフも破損し、修理するには結構なコストと手間が必要になってしまうのだ。

不要なモノがクルマに残っていないかをチェック

 続いて室内に目を移そう。シートやステアリングを揺すってみてガタがないか、下ろし忘れている荷物(特に足もとは要チェック)はないか、車載カメラを使っていれば固定の方法に問題はないか。室内に荷物が残っていないか確認をしておきたい

ヒューズは間違って抜かないようにする

 意外に見落としがちなのはエアバッグのヒューズ。冗談のようだけど『ABS』の表記をエアバッグと勘違いし、抜いて走ったらABSが効かずタイヤバリアに突っ込んでしまい、正常に機能しているエアバッグが開いたなんて人も実際にいた。ちなみにアルファベット表記の場合、エアバッグは『SRS』となるので覚えておこう。エアバッグとABSを間違って抜いてしまう場合もある

ヘルメットのあごひもやシートベルトは確実に締める

 熟練度や路面コンディションにもよりけりだが、横滑り防止などの機能をカットするのも忘れずに。最後はドライバーに関して。ヘルメットはあごひもを正しい方法で締めないと、クラッシュのとき頭から抜けてしまう可能性があり、頭部を守るという本来の意味を為さなくなってしまう。安全のためにもヘルメットの顎紐はきちんと閉める

 シートベルトも同様でバックルの形状に関わらず、キチンと奥まで刺さってロックされているか、また緩みがないか確認するクセを付けたい。いずれも大した時間はかからないことばかりなので、トラブル予防のルーティーンとして欠かさないようにしたい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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