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シャワー室! リビング! 2段ベッド! キャンピングカーの王道「最新キャブコン」が想像の斜め上過ぎた

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TEXT: 平塚直樹(HIRATSUKA Naoki)  PHOTO: 平塚直樹,さいば☆しん

伝統工芸が織りなす和風デザイン・インテリア【ダイレクトカーズ:伊勢志摩】

 ダイレクトカーズが、地元・三重県の伝統工芸品をあしらった新型が、その名もずばり「伊勢志摩」だ。

 三重県の伊勢志摩は、ご存じの通り、伊勢神宮などで知られる観光の名所だ。だが、コロナ禍により、観光客は70%近く減少し、多くの地元企業や商店などが苦境に立たされている。そんな現状に対し貢献できることは何かないかと、ダイレクトカーズが考案したのが、キャンピングカーに「地元の伝統工芸品を使う」というアイデアだ。ダイレクトカーズ:伊勢志摩 展示された新型のベース車両は、キャブコンでは定番のトヨタ・カムロードで、全長4990mm、全幅2130mm(全高は未発表)、車体前部に大きなバンクベッド部を持つ本格的なキャブコンだ。外装には汚れたものを収納しておける外部収納ボックスや、外部電源を標準装備。また、車体後部にはバックモニターも付いているため、バック駐車時の後方視界もしっかりと確保している。「伊勢志摩」にはバックモニターも付く 乗車定員6名、就寝人数6名という広々とした室内には、中央にコの字型ソファを配したリビング、後方には2段ベッドなどを装備する。注目は、ソファやベッドマットなどの一部にあしらった青や水色といった格子柄を用いた「伊勢木綿」。江戸時代から250年以上続く伝統の布で、現在では臼井織布という会社でのみ製造しているという三重県指定伝統工芸品だ。

 布には撚りの弱い糸を使用するため、洗っていくうちに糸が綿に戻ろうとしてどんどん生地が柔らかくなっていくという特徴を持つ。しなやかで肌触りがよく、シワにならない独特の風合いも魅力だ。

 また、キッチンの仕切り板には「伊勢型紙」も使用した。これは、友禅、ゆかた、小紋といった着物の生地に柄や模様を染めるときに使う型紙で、1000年以上の歴史を誇る。製作には、和紙を加工した紙(型地紙)に彫刻刀で、きものの文様や図柄を丹念に彫り抜くことが必要で、熟練の技がないとできない逸品だ。リヤのベッドルームにも伊勢木綿があしらわれている そんな型紙を、このモデルでは、合わせガラスの間に入れることで、その細かな模様がよく見えるように工夫。まさに和洋折衷ともいえる独特の雰囲気を醸し出ししている。合わせガラスの間には「伊勢型紙」、柿渋の落ち着いた色とともに和める空間 なお、このモデルの価格(税込)は、85L冷蔵庫や家具一式、2段ベッドやベッドにもなるダイニングソファなどが装備された仕様で851万700円だ。

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